ダッグアウトの裏側

フェンス直撃の打球処理失敗が逆に奏功 リーグ優勝決定S進出・Rソックスが起こした奇跡の珍プレー

フェンス直撃の打球がレンフロー(奥)の体に当たって柵越え。幸運な形で相手走者の生還を免れた(AP)
フェンス直撃の打球がレンフロー(奥)の体に当たって柵越え。幸運な形で相手走者の生還を免れた(AP)

 地の利だけでなく、時の運と天の声にも恵まれた。

 米大リーグはポストシーズンに突入。ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)ではワイルドカードのレッドソックスが、リーグ最高勝率で同じ東地区を制したレイズを3勝1敗で下した。

 シリーズの行方を左右した珍プレーが10日(日本時間11日)の第3戦であった。同点の延長13回2死一塁で、レイズのキアマイアーが放った大飛球は右中間フェンスを直撃。はね返った打球は、追ってきたレッドソックス右翼手のレンフローにワンバウンドで当たってフェンスを越えた。

 ボストンのフェンウェイパークは「グリーンモンスター」と呼ばれる高さ11・3メートルの左翼フェンスで知られるが、対照的に右翼から中堅の奥にあるブルペン前のフェンスは高さ90-150センチ。かなり低いので、本塁打性の打球を捕ろうとしてブルペンに落下する外野手を何度も見てきたが、打球を体に当てて柵越えさせたのは初めて見た。<page/>

 2死だったので一走のディアスは三塁を悠々と回っていたが、審判団の判定はエンタイトル二塁打で、2死二、三塁から再開となった。次打者が空振り三振でピンチを脱した直後、レッドソックスは途中出場のバスケスがサヨナラ2ラン。結果的にはレンフローが打球の処理に失敗したことが幸いした。

 「あのプレーが起きた瞬間は言葉を失ったよ。見たことがなかったからね。どんな判定が下るかも分からなかった。幸運なことに有利な判定が出て、その流れを生かすことができた」とは、中堅手として珍プレーを間近で目撃したヘルナンデス。翌日の第4戦では、同点の9回にサヨナラ犠飛を放ち、自身がヒーローになった。

 地の利だけでなく、運も、そして判定という天の声まで味方につけたレッドソックスが、2試合連続のサヨナラ勝ちでリーグ優勝決定シリーズに進出。出場選手登録を外れ、ベンチでの観戦が続いている沢村拓一投手(33)も、神がかり的な勢いを肌で感じているだろう。 (元全米野球記者協会理事・田代学)

zakzak

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