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「食が細くなった」人にスケソウダラが良いワケ おやつ代わりにちくわやカニカマを

甲南女子大学医療栄養学部医療栄養学科・木戸康博教授
甲南女子大学医療栄養学部医療栄養学科・木戸康博教授

 天高く馬肥ゆる秋。だが、年を重ねるうちに「食が細くなった」という人もいるのでは。若い頃のようにラーメン大盛や焼き肉の大皿などは、胸やけや胃もたれなども起こりやすくて食べられない。気づかぬ間に体重は減り、体力が失われて足腰も弱った-ということにも。

 「食べる量が減った高齢者は、タンパク質が圧倒的に不足しています。エネルギー不足で筋肉量も落ち、タンパク質が十分にはたらけない状態に陥いります。それを補うためには、体内でのタンパク質の利用効率のよい食材を、こまめに食べることが大切です」

 こう話すのは、甲南女子大学医療栄養学部医療栄養学科の木戸康博教授=顔写真。長年、タンパク質やアミノ酸の研究を行い、「日本人の食事摂取基準2020年版」の策定委員なども務めている。

 「食材によって、体内でのタンパク質の利用効率のよいものと、それほどでもないものがあります。利用効率が悪いと、筋肉などに上手く活用されません。特に食が細く食べる量が少ない人は、利用効率のよい食材を食べた方がよいのです」

 肉や魚に含まれるタンパク質は、食べて消化吸収した後にアミノ酸に分解され、筋肉や体内のさまざまな組織で人間が生きていく上で必要なタンパク質として合成される(別項)。

 わかりやすくいえば、タンパク質→アミノ酸→体内で利用されるタンパク質になる。この流れがスムーズな食材が「利用効率のよいタンパク質」である。

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