日本美女目録 新珠三千代という女優

9時間31分の最長映画ギネス記録 衝撃の半裸シーンも 人間の條件(1959年)

 新珠三千代、本名・戸田馨子(とだきょうこ)。宝塚歌劇団在籍中の1951年に東宝の『袴だれ保輔』で映画デビューした。愛称はキョウちゃん。退団後、日活で宝塚の先輩、月丘夢路と2枚看板になったが、その後東宝に移籍した。

 94年、舞台『女たちの忠臣蔵』に出演中に心臓疾患のために降板。2001年に慈恵会医大病院で腰椎椎間板ヘルニアの手術中に心臓発作を起こして急逝した。妹の戸田乃理子(女優の椿千代、後に桂典子)は政治家の小宮山重四郎と結婚したが、新珠はこの妹のこと以外、私生活を一切語らなかったことは有名だ。

 新珠の代表作ともいえる『人間の條件』(1959年、小林正樹監督)は五味川純平の大河小説を3作にまとめた大作。9時間31分という長尺は当時の最長映画でギネスブックにも掲載された。この3本を一挙上映したことからオールナイト興行が始まったとされる。

 ラストで仲代達矢演じる梶が「美千子(新珠)、僕は君のところへ帰るよ」とつぶやいて倒れるシーンは最高の反戦メッセージになっている。

 コンプライアンス重視の現代ではまず使えない中国人やロシア人を侮蔑する差別用語がバンバン出てくるのは、さすが戦後15年しかたっていないことを実感させる。

 第4部の舞台が満州のため、日中国交がなかった当時、北海道のサロベツ原野で撮影された。壮絶な戦闘シーンは自衛隊の協力を得て演習場内で撮影。ソ連軍との戦闘シーンに出てくる戦車はM4中戦車を草でカムフラージュして使用。

 ちなみに同じ五味川純平の『戦争と人間』(山本薩夫監督)ではソ連のモスフィルムの協力を得て実際のソ連製戦車とエキストラに多くのソ連兵を使うことができた。

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