日本美女目録 新珠三千代という女優

洲崎遊郭でオールロケ、何ともいえない色気が随所に漂う傑作 洲崎パラダイス赤信号(1956年)

 新珠三千代が亡くなって20年になる。宝塚歌劇団の娘役トップから映画界で看板スターとして君臨。テレビでも『氷点』『細うで繁盛記』で大人気を博した。おしとやかなイメージだが、映画では悪女や謎の女など幅広い役柄を誇った。生涯独身を通した彼女を追う。

 映画女優として最初のヒットである『洲崎パラダイス赤信号』(1956年、川島雄三監督)はニューシネマ風ロードムービーだ。

 ダメ男と売春婦が元のさやに収まるという話だが、新珠演じる蔦枝の何ともいえない色気が随所に漂い、人生の機微(きび)を描いた傑作。

 芝木好子の小説が原作。洲崎は江東区(現在の東陽町)にあった吉原と並ぶ遊郭で、売春防止法が成立する58(昭和33)年まで存在した。

 撮影は洲崎でのオールロケ。それだけにリアル感があり、監督のこだわりが伝わってくる。

 義治役の三橋達也と落合役の河津清三郎は東宝のアクション映画での常連だが、三橋は優柔不断なダメ男、河津もショボクレ男でこれまでのイメージが粉砕される。新珠の色気とダメ男のギャップが見事。川島監督ならではの演出といえる。

 お徳役は轟夕起子。新珠と同じ宝塚出身だが「宝塚少女歌劇団」時代から活躍していた。本名が西山都留子だったため愛称はトルコ。玉子役は松竹歌劇団出身の芦川いづみ。新珠に続く日活を代表するスターに育っていくことになる。

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