米国防総省のカービー報道官は12日、米豪印3カ国の海軍と日本の海上自衛隊による共同訓練「マラバール」を開始したと発表した。覇権主義的な動きを強める中国の海洋進出をけ牽制する狙いがある。日本の海上自衛隊によると、実施場所はベンガル湾。
日米豪印4カ国の枠組みは「クアッド」と呼ばれる。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて主に民間・経済分野で協力を進めており、共同訓練を通じて安全保障面でも連携を強化している。
海自によると、米海軍の原子力空母カール・ビンソンや海自の護衛艦、インド海軍の駆逐艦、オーストラリア海軍のフリゲート艦などが参加し、対潜水艦を想定した訓練を実施した。4カ国は8月下旬にも共同訓練を行っている。(共同)