阪神「Gにバカにされた試合」が分岐点 選手の対抗意識に火、14年ぶり宿敵カード勝ち越し

勝利しマウンド付近でタッチを交わす阪神ナイン=東京ドーム(撮影・桐原正道)
勝利しマウンド付近でタッチを交わす阪神ナイン=東京ドーム(撮影・桐原正道)

 阪神は12日の巨人戦(東京ドーム)で序盤の得点を守り切り勝利。今まで散々好き勝手にされた宿敵相手に2007年以来、14年ぶりのカード勝ち越しを決めた。

 この日は試合前練習中に4番の大山が背中の張りを訴え、大事を取りベンチ入りから外れた。打線が全体的に湿るなかで、11試合連続安打中の主砲を欠く緊急事態。7日のDeNA戦(横浜)で左脇腹に死球を受けており今後も影響が出る可能性が考えられるが、この日は競り勝ち、巨人から優勝の可能性を奪い去った。

 監督就任以来、ことあるごとに巨人戦を意識した発言を繰り返してきた矢野燿大監督(52)は「ジャイアンツに勝ち越せたら優勝に近づく。伝統の一戦はファンも楽しみにしている」と結果が出たことに安堵(あんど)の表情。首位ヤクルトをまくって逆転優勝するには1試合も落とせない崖っぷちだが、「目の前の試合に勝つ」と一戦必勝を誓った。

 時代が変わったのか“G倒”に燃える首脳陣や阪神電鉄本社幹部の思いとは対照的に、選手たちの巨人への対抗意識は年々下がっていたのも事実。実際、ナインからは「どこが相手でも1勝は変わらない」「ファンは盛り上がるけど、現場はどこが相手でも倒すのは一緒」と冷めた反応もあった。

 巨人からは「阪神ならくみしやすい」「反撃力が小さい」などとバカにされ続け、最近でも9月5日に甲子園での直接対決で、6点リードを安全圏と踏んだ原監督が主力の坂本を6回の攻撃でベンチに下げる采配があった。

 ここで阪神ナインにようやく火がつき、怒涛の攻撃で引き分けに持ち込み、この3連戦を2勝1分け。同24日から東京ドームで行われた3連戦も、ナインの多くが「勝負どころ。絶対勝つ!」と心に決めて臨み2勝1分け。結果的に巨人V逸への大失速につながる分岐点となった。

 矢野監督は、和田、真弓、金本の歴代監督が成し得なかった悲願達成。虎党の願いは1つかなった。(山戸英州)

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