「死球に始まり、見逃し三振に終わった16年間」中日・藤井が現役生活に幕

サンスポ
引退セレモニーで挨拶する中日・藤井淳志=バンテリンドームナゴヤ(撮影・甘利慈)
引退セレモニーで挨拶する中日・藤井淳志=バンテリンドームナゴヤ(撮影・甘利慈)
引退セレモニーで記念撮影する中日・山井大介、藤井淳志ら=バンテリンドームナゴヤ(球団提供)
引退セレモニーで記念撮影する中日・山井大介、藤井淳志ら=バンテリンドームナゴヤ(球団提供)

(セ・リーグ、中日1―3ヤクルト、23回戦、ヤクルト13勝5敗5分、13日、バンテリンD)今季限りで引退する中日・藤井淳志外野手(40)が「1番・右翼」で出場。1打数無安打で16年間の現役生活に幕を下ろした。引退セレモニーでのスピーチ全文は以下の通り。

本日、このような素晴らしい舞台を用意していただいた中日ドラゴンズ関係者のみなさま、大事な試合にもかかわらず、引退試合で相手をしてくださったヤクルトの関係者の方々、そしてファンのみなさま、お世話になったたくさんの方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

父親にあこがれ、兄の背中を負い、小学校1年生から始めた野球。プレーヤーとしての野球にきょうでピリオドを打ちます。33年という長い間、何の迷いもなく野球に取り組めたことが、本当に幸せなことだと、いまはつくづく思います。

死球に始まり、見逃し三振に終わった16年間でした。中身はよかったような気がします。幸せな野球人生を送れたのも支えてくれた家族や周りの方々のおかげだと思っています。本当はきょうの試合で気持ちよく、かっこ良く、涙々をしたかったのですが『笑顔で終わりたいです』と引退会見で話し、こういう笑顔の形になるとは思っていませんでしたが、後輩たちが『最後までやっぱり笑わせてもらいました』と。それが僕のプロ野球人生を表した言葉なのかな、と。

自分らしく、とは言葉はよく言われますが、いろいろとうまくいかなかったことが多かったような気がします。でもいま、こうやって引退セレモニーをしていただけること、長い間、ドラゴンズのユニホームを着られたということは本当に僕の誇りです。

これから新しい選手がどんどんどんどん出てくる、楽しみなチームだと思うので、ぜひ、きょう会場に来てくださったファンのみなさま、きょうは来られなかったけれど応援してくださっているファンのみなさま、これからの中日ドラゴンズに本当に楽しみな気持ちを持って、あたたかい声援を送っていただけたらな、と思います。16年という長いようで短いプロ野球生活でしたが、全ての方に感謝の思い出いっぱいです。きょう、『中日ドラゴンズ・藤井淳志』は卒業しますが、ユニホームを脱いで次の人生で、いままで以上に人に誇れるように頑張っていこうと思います。ここまで支えてくれたみなさま、本当にありがとうございました。