拉致暴言、立民・生方議員に辞職迫る! 夕刊フジ直撃 北朝鮮の主張のような発言も「もの考えて発言したのではない」 岩田氏「政界から引退すべき」

生方議員は、拉致問題をめぐる暴言で、支援組織「救う会」の事務局を訪れて謝罪した=11日夜、東京都内
生方議員は、拉致問題をめぐる暴言で、支援組織「救う会」の事務局を訪れて謝罪した=11日夜、東京都内

 立憲民主党の生方幸夫衆院議員(73、比例代表南関東ブロック)が、横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=を含む、北朝鮮による日本人拉致被害者について「生きている人はいない」などと許しがたい発言をしていた。「小泉さん(=純一郎元首相)が決まったことを守らなかった」などと、北朝鮮側に近い主張も展開していた。拉致被害者全員の奪還を目指して活動を続ける被害者家族や支援者、日本政府に対する、侮辱・冒涜(ぼうとく)というしかない。被害者家族会などの抗議声明を受け、生方氏は発言を撤回し、謝罪。枝野幸男代表率いる立憲民主党は「厳重注意処分」としたが、その程度で済まされるのか。夕刊フジは、生方氏を直撃した。

 11日夜、夕刊フジは、生方氏に電話取材を敢行した。

 --拉致被害者に関する発言について聞きたい

 生方氏「先ほど、(支援組織『救う会』の)西岡力会長のところに行って、謝ってきた。発言を撤回した。戻り次第、ツイッターに上げる」

 --●(=横の旧字体)田めぐみさんが「生きていない」と発言した。根拠は?

 生方氏「特に、ものを考えて発言したのではなく、とっさに発言したので…」

 --発言は一線を越えている。議員辞職しないのか?

 生方氏「全然、考えてはいません。拉致問題には真剣にこれから取り組むということです」

 --発言への批判は強い。衆院選に出るのか?

 生方氏「もちろん出ます」

 --有権者は納得すると思うか?

 生方氏「それはわかりませんね。私もこれを主張して選挙に出ているわけでもないので」

 とても納得できる回答ではなかった。

 生方氏の問題発言は9月23日、千葉県松戸市での国政報告会で飛び出した。会合を撮影した動画などによると、生方氏は質疑応答で、参加者から立憲民主党の拉致問題への姿勢を問われ、別表のように発言した。

 何の罪もなく北朝鮮に拉致された●(=横の旧字体)田めぐみさんらについて、「生きているとは誰も思っていないのです」「たぶん自民党でも」と平然と語ったことには憤りすら覚える。加えて、北朝鮮が拉致を認めた2002年9月の日朝首脳会談に関する発言も看過できない。

 生方氏は、帰国した被害者5人について、当時の小泉純一郎政権が「北朝鮮に一度帰す」とした約束を拒否したことを、「首脳同士で話をして決まったことを守らなかったというのがいけない」などと、北朝鮮側のような主張を展開しているのだ。

 北朝鮮による拉致は、明白な反人道的な行為であり、国家的犯罪である。一連の発言を聞くと、とても「うっかりした失言」とは思えない。日本の国会議員として、どういう立ち位置で発言しているのか。

 許しがたい暴言・妄言の連発に、めぐみさんの母、早紀江さん(85)は産経新聞の取材に、「怒る気力もない」「長い年月、皆が拉致被害者を心配して活動してきているのに、こんな日本人がいることに驚いた」と落胆をあらわにした。そのうえで「私たちは拉致被害者が生きていると信じている」と改めて再会への決意を語った。

 拉致被害者家族会と支援組織「救う会」は連名で、次のような抗議声明を出した。

 「すべての拉致被害者のため心血を注いできた被害者家族、支援者、被害者自身の生命に対する重大な侮辱で冒涜。人の命に関わる重大な人権問題について政府の基本的立場を否定し、北朝鮮の主張に賛同している」

 松野博一官房長官も同日夕の記者会見で、「(生方氏の発言は)政府の立場と相いれず誠に遺憾。すべての拉致被害者が生存しているとの前提に立ち、一日も早い帰国実現に向け全力を挙げて取り組む」と語った。


■岩田温氏「政界から引退すべき」

 衆院選(19日公示-31日投開票)で、立憲民主党と共闘する共産党の志位和夫委員長も記者会見で、「拉致されたご家族を何とか取り戻したいと願って活動している方々の心を甚だしく傷つける許しがたい発言だ。強く批判する」と述べた。

 立憲民主党は火消しに走った。

 枝野幸男代表は11日、「拉致被害者の家族らの心を傷つけるもので、断じて許されるものではない。深くおわび申し上げる」と国会内で記者団に語った。

 同党は「党としての考え方と全く相いれない」との緊急声明を出し、生方氏に厳重注意処分を下した。同党千葉県連は、生方氏が発言の責任を取り県連代表を辞任する意向を示したと明らかにした。

 生方氏や立憲民主党の対応をどうみるか。

 政治学者の岩田温氏は「生方氏の発言は言語道断で、後に『私の著しい勉強不足で、恥じ入る』という謝罪文をツイッターで掲載していたが、それで済むような話ではない。日本国民への重大な人権侵害に対し、この程度の認識なのだ。一体、どこの国の政治家なのか。議員辞職どころか、政界から引退すべきだと思う。それが迫れない立憲民主党は『自浄作用がない』と言わざるを得ない」と語っている。

zakzak



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