小兵が大仕事!! DeNA・柴田竜拓がサヨナラ犠飛「四球も頭によぎったけど…」

サンスポ
お立ち台でポーズをとるDeNA・柴田竜拓=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)
お立ち台でポーズをとるDeNA・柴田竜拓=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

(セ・リーグ、DeNA2×―1中日、23回戦、DeNA11勝10敗2分、10日、横浜)身長167センチの小兵が決めた。途中出場のDeNA・柴田竜拓内野手(27)が同点の九回1死満塁の好機で、自身4年ぶりのサヨナラ打となる左犠飛。小さなヒーローは、すぐにチームメートの中でもみくちゃになった。

「ファンの皆さん、チームメートもみんなが喜んでくれた。それが一番うれしかった」

中日の守護神、R・マルティネスを攻め立て、1死一、三塁。ここで前を打つ楠本が申告敬遠された。「正直、楠本が決めてくれると思っていたので、ちょっと焦った」といいながらも、三浦監督に「おいしいぞ!!」と背中を押され、冷静に打席に入った。

いきなり3連続ボールに場内は沸いたが「四球も頭によぎったけど、そんな受け身じゃ駄目だと思って、攻めていった」と強気を貫いた。「併殺にはならないように、三振ではなく何かを起こそう」と、狙い通りに逆方向(左翼)へはじき返した。

9回、サヨナラ犠飛のDeNA・柴田竜拓(左)。牧秀悟と抱き合う=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)
9回、サヨナラ犠飛のDeNA・柴田竜拓(左)。牧秀悟と抱き合う=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

小さな体には、人一倍のガッツが宿る。4月23日の阪神戦(甲子園)の守備で、大和と交錯し左肩を脱臼。離脱を余儀なくされたが、数日後には左腕を三角巾で固定しながら、右腕一本でティー打撃に励んでいた。開幕前に掲げた「打率3割、遊撃のレギュラー奪取」を目指し、我慢強く戦ってきた。

2得点での白星は、今季2度目。接戦に弱いとの声も聞かれるだけに「首位のチームはロースコアを勝ち切る。こういう試合を勝てたことは大きい」と柴田。最下位に低迷するチームを、伏兵が鼓舞した。(浜浦日向)