ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!

岸田首相は「聞く耳」を持つのか? 軽んじてはいけない高市氏の経済政策

 自民党総裁選は決選投票の末、岸田文雄氏が新総裁に選出され、4日召集の臨時国会で首相に指名され、「岸田内閣」が誕生しました。今回の総裁選では、勝った岸田氏と同等か、それ以上に注目されたのが、当初は泡まつ候補と言われながら「台風の目」となった高市早苗氏です。

 夕刊フジは、早くから高市氏に注目していました。私の連載担当者も「『高市』と見出しがつくと読者の反応がいい」と教えてくれました。駅売店やコンビニで毎日勝負している夕刊紙だからこそ分かる、「町場の実感」なのでしょう。

 選挙戦終盤、高市選対の幹部や秘書に取材をしていると、しきりにマスコミ報道(=テレビや一般紙の報道)と、実際の感触の違いを語っていました。

 当時、メディアで言われていた「第1回投票の党員票で河野太郎氏が圧勝する」というシナリオが、ふたを開けてみると過半数どころか4割強しかとれなかったのも、そのあたりに起因するのかもしれません。

 この4割強の党員票を根拠に、「河野支持の国民の声を大事にすべきだ」と訴える向きがありますが、ならば終盤に大きく押し上がった高市支持の声も軽んじてはいけないはずです。

 高市氏は政調会長に就きましたが、「岸田政権として、どういった政策を取り上げていくのか」「どこまで党主導ができるのか」に注目していきたいと思います。

 私が担当している朝の番組「飯田浩司のOK!Cozy up!」(月~金曜午前6-8時)では、新総裁選出(9月29日)直後から、「新政権に求めること」という4択のツイッターアンケートを実施しました。

 「経済対策」「外交安全保障」「憲法改正」「少子化/人口減少」から選んでいただき、理由もコメントしてもらいました。翌日の番組中に締め切り、2147票の投票がありました。

 番組では普段、外交安保を多く扱うため、スタッフと「外交安保が1位かねぇ?」と話していたのですが、何と45・4%の方が「経済対策」を選びました。

 理由として、コロナ禍の経済低迷の危機感を挙げる方、経済が強くならなければ安全保障もままならないと指摘する方、岸田氏の従来の財政規律重視の姿勢に疑念を抱き、注目したい-とのコメントもありました。

 確かに、岸田氏は総裁選の議論で、補正予算編成の必要性を強調すると同時に財政規律重視の姿勢も示しており、財政出動に制約がかかる可能性があります。

 一方、高市氏は「2%の物価目標達成まではプライマリーバランス目標の一時凍結」をいい、思い切った財政投資を訴えていました。こうした意見を軽視・無視することも、国民の声を軽んじたことになるのではないでしょうか。「声を聞くのが特技」という岸田首相ですが、果たして…?

 ■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜朝6-8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。

zakzak

  1. 【衆院選2021年秋】与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

  2. 小室さん母親の元婚約者がコメント、トラブル「早く解決したい」

  3. 命乞いの女性をメッタ刺し 「1人殺害」で死刑、残虐殺人の真相

  4. 20年前の主婦殺害で逮捕の男、事件後も福山市内で生活

  5. 秋篠宮ご夫妻、結婚のあいさつお受けに 小室さんから