勝者のワザ

再現性の高いスイングの秘密はアドレスでの右腕、右手の備え ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン優勝・西村優菜

安定感抜群の西村
安定感抜群の西村

 大会レコードの15アンダーパーで完全Vを果たした西村優菜は、2週連続優勝でもあった。

 150センチの小柄ながら、無駄も無理もない完成されたスイングからコントロールされたショットを打ち続ける。その秘訣(ひけつ)は、どこにあるのだろう。

 なによりも、ボディー部の動きに腕、クラブが同調している。再現性の高いスイングである。

 アマチュアゴルファーにとって、参考にすべきは、アドレスでの右腕、右手の備えである。実は、多くのアマチュアができていないのが、この備えだ。ここができていれば、再現性が高く、効率よいスイングに一気に近づける。それほど大きなポイントであるにもかかわらず、アドレス段階から、それが抜けてしまっているのだ。

 右腕、右手がどうなっていれば、備えになるのか。具体的に説明しよう。

 アドレスでの右腕は、力を入れず、グリップもソフトに握る。これが一般的だが、もっとしっかり備えなければならない。その方法は、次のような手順を踏んでいくとわかりやすい。

 (1)右腕を“前にならえ”の要領で、前に伸ばす。

 (2)そこから上腕の付け根から(自分から見て)時計回りに、右手のひらが真上を向くまでひねる。それ以上動かせないところまでひねり切る。

 (3)次に右手首を甲側に折れるだけ折る。

 (4)その状態で腕を静かに下ろすと上腕が右胸の上に乗って止まる。

 (5)その状態で前傾姿勢(アドレス姿勢)をとる。

 (6)そこから右前腕部を反時計回りに捩り戻し、そこで脱力して左手、左腕を合わせると、アドレスの基本形ができる。

 これができれば、ボディーターンと腕、クラブが同調したスイングへの備えの完成だ。最初はシャドースイングでいい。実際に体を動かしてみよう。上体をひねり上げていくと、自分で腕を動かさなくとも、ハーフスイングあるいはスリークオーターのポジションまで勝手に上がることを実感できるだろう。これ、まさしく西村のスイングモーションだ。

 そこから、右ヒジをわずかにたたむと、トップスイングが出来上がる。

 ダウンスイングに切り返しても、右ヒジはトップの形のまま振り出されてくる。そして、そのまま腰、肩のターンを続けることでフィニッシュへ。シャドースイングに続いて、最後はクラブを持っての素振りで、最終チェックをしよう。

 ■西村優菜(にしむら・ゆな) 2000年8月4日生まれ、21歳。大阪・堺市出身。5歳でゴルフを始め、小6時の12年「フジサンケイジュニア」小学生の部で男子選手をおさえて優勝。ナショナルチームで活躍し、16年「日本女子オープン」で6位。大阪商大高卒。19年プロテスト合格。20年「樋口久子三菱電機レディス」で初優勝。21年「住友生命Vitality東海クラシック」「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で2週連続V。ツアー通算4勝。今季賞金ランク3位(約1億5342万円)。得意クラブはショートアイアン。家族は両親と弟。150センチ、50キロ。

zakzak

  1. 【衆院選2021年秋】与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

  2. 小室さん母親の元婚約者がコメント、トラブル「早く解決したい」

  3. 命乞いの女性をメッタ刺し 「1人殺害」で死刑、残虐殺人の真相

  4. 20年前の主婦殺害で逮捕の男、事件後も福山市内で生活

  5. 秋篠宮ご夫妻、結婚のあいさつお受けに 小室さんから