園子温とニコラス・ケイジがぶっ飛びタッグ! 現代社会の歪みを描いた「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」8日公開

 ニコラス・ケイジよ、お前は一体何者なんだ? 見終わって、そう思わず叫んでしまった。辛口批評で知られるアメリカの「NEXT BESTPICTURE」に「西洋、サムライ、世界の終わりというジャンルの統合は初めての試みだろう。なんてスーパークールなんだ。東西文化の融合具合が信じられないほどユニーク」と言わしめたグレートな映画が公開される。それが8日公開の『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』だ。

 監督は『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』などで知られる日本の鬼才、園子温。ぶっ飛んだ手腕には定評があるが、本作はぶっ飛びぶりが尋常ではない。2019年に心筋梗塞で倒れたが、そんなことでは負けない。ついにハリウッドに殴り込み、見事な復活劇をみせた。

 その主演がニコラス・ケイジ。ニコラスといえば1995年に『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞主演男優賞に輝いた。俳優だけでなく監督、プロデューサーとしても活躍し、30年以上のキャリアを誇る。

 その2人がタッグを組んだのだから面白くないはずはない。ハリウッドでも話題を呼んだのは当然か。

 園監督の常連でハリウッドでも活躍するサムライ俳優の坂口拓や名脇役の渡辺哲、監督が発掘した新星・中屋柚香ら個性派の日本人俳優が存在感たっぷりにニコラス・ケイジにからむ。

 園監督は「オーソドックスな映画のストーリーテリングを用いて、私は世界のどこにも存在しない“東洋が西洋に邂逅(かいこう)する”世界を描き出しました。しかし私が本当に描きたかったものは、現代社会の歪(ひずみ)です」と語っている。

 その通り江戸時代の家並み、遊郭に用心棒のサムライを引き連れて高級車で乗り付ける悪徳市長。フェデリコ・フェリーニやアレハンドロ・ホドロフスキーに通じるジャンルを融合した不思議な世界。マカロニウエスタンならぬ「スシウエスタン」が強烈な個性のせめぎあいから凶暴な牙をむく。

 まさしくニコラス・ケイジの身体が爆発だ!  (望月苑巳)

zakzak

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