プロ野球実況中継

見ているこちらが気恥ずかしく…ファンが求めているのは“やるかやられるか”気迫に満ちあふれたプレー

8回、楽天・浅村(右から4人目)が死球を受けた後、入り乱れる両軍ナイン=楽天生命パーク
8回、楽天・浅村(右から4人目)が死球を受けた後、入り乱れる両軍ナイン=楽天生命パーク

 9月29日にプロ野球ニュースの仕事で、楽天生命パーク宮城の楽天-日ハム戦をモニター観戦していたのですが、8回に両軍全選手がグラウンドに出て一触即発のシーンがありました。日本ハムの鈴木健投手から左太腿に死球を受けた、楽天の浅村選手が気色ばんだことがきっかけです。

 面白かったのは、近くにいたアルバイト学生君と思しき若者が「えっ、これどういうこと?」とキョトンとした表情でつぶやいていたこと。無理もない、死球で全選手が飛び出すシーンなんて最近1年に2、3回ですから。このときはスタッフもみんな、このシーンに釘付け。もちろん乱闘は良くありませんが、やっぱりファンが興奮するのは闘争心むき出しの真剣勝負だと思うんです。

 それに比べて最近ちょっと辟易としているのが、ホームランを打ったときのベンチ前のパフォーマンス。巨人のワッショイに始まり、阪神は首にメダル、ヤクルトは跳ね馬のポーズ(私は招き猫かと思いました)。本当に価値ある1発ならまだしも、勝敗にあまり関係なく、本人も照れ臭そうにやっていると、見ているこちらが気恥ずかしくなる。

 昨今はどの球場でもショーやファンサービスが必須ですから、選手のパフォーマンスもある程度は必要でしょう。でも繰り返しますが、真の野球ファンが求めているのは“やるかやられるか”くらいの気迫に満ちあふれたプレーだと思います。

 実況していても気持ちがのめり込んで行くのは、演出ではなくプレーが自然に生み出す喜怒哀楽。ベテランの巨人・中島選手あたりも時折、死球で相手投手をにらみつけていますが、そんな選手がもっともっといてもいいと思います。 (フリーアナウンサー・松本秀夫)

zakzak

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