作詞家、里村龍一(さとむら・りゅういち、本名=鈴木政市)さんが5日午後1時39分、アルコール性肝硬変のため東京都内の自宅で死去した。72歳。通夜は14日午後6時、葬儀・告別式は15日午前10時半から東京・築地本願寺第二伝道会館で営まれ、喪主は妻の綾子さんが務める。
1949年に北海道・釧路市で生まれ、中学卒業後、漁師などを経て作曲家の猪俣公章さん(享年55)に師事。酒好きで知られ、千昌夫(74)の「望郷酒場」、香西かおり(58)の「雨酒場」など酒がテーマの楽曲で人気を集めた。85年には細川たかし(71)の「望郷じょんから」で日本作詞大賞を受賞。2012年から14年まで日本作詩家協会の会長として活躍した。
カラオケのプロモーションビデオで故人と共演した細川は「またお世話になった先生が亡くなってしまい残念です。今は天国でゆっくりとお休みくださいと祈るばかりです」と追悼した。