阪神・佐藤輝、首脳陣の焦りと対照的な沈着ぶり 得意のDeNA戦で60打席ぶり“ノーヒット地獄”脱出

佐藤(左)は「1本出たぞ!!」とばかりに、人差し指を突き上げた
佐藤(左)は「1本出たぞ!!」とばかりに、人差し指を突き上げた

 暗く長いトンネルをようやく抜け出した。阪神・佐藤輝明内野手(22)が5日のDeNA戦(横浜)で初回に、連続無安打のリーグワースト記録を「59」で止める右前適時打を放った。

 相手先発は左腕の坂本だったが「7番・右翼」で2試合連続先発出場。ハマスタは開幕直後の4月9日には右翼席の「鳩サブレー」の看板上を通過するド派手な場外弾を放つなど、試合前まで打率・304、2本塁打で、対DeNAは打率・312、6本塁打と5球団のうち最も相性がよかった。

 久々に「H」ランプを灯した佐藤は「みんな待ってくれていたと思う。やっと出せてよかった」と一塁上で右手を挙げて声援に応えた。

 8月19日に球団新人最多となる23号本塁打を放ったが、後半戦は予想以上に他球団のマークが厳しくなり、持ち味の積極性が消滅。首脳陣は9月10日に2軍再調整を命じるも最短で再昇格させ復調を待ったが、きっかけをつかめず傷口は広がった。

 同時に評論家諸氏の間では、佐藤輝の扱いをめぐり「スタメンで使え」「いや2軍で再調整させよ」と論争に発展。同時期に主砲のサンズまで調子を落とし得点力不足が顕著になったため、首脳陣にも焦りが生じた。

 ところが、当の本人の立ち振る舞いは対照的。チーム関係者は「放っておいてもアイツはそのうち打つ」と気にしなくなるほど落ち着いていたという。

 普通なら、不振からの脱却ばかりに気を取られてしまい、結果を欲しがって打撃フォームを崩す悪循環に陥りやすいが佐藤輝はちょっと様子が違った。

 「論理的に現状を理解した上で次のステップに進むタイプ。極端にいえば結果は自分の中では二の次で、2軍落ちする前もバットの出し方、構えを試行錯誤していた。焦りさえしなければ、V字回復も近い」と前出の関係者は証言する。

 佐藤は「チームの優勝に直結するような仕事をしたい」と宣言。優勝を争うヤクルト、巨人と続く関東遠征3カードの初戦白星に佐藤輝が絡めた意味合いは大きい。 (山戸英州)

zakzak

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