焼き討ちからの復興示す回廊跡が出土 興福寺東金堂

産経ニュース
出土した興福寺東金堂の門と回廊跡=6日、奈良県奈良市(南雲都撮影)
出土した興福寺東金堂の門と回廊跡=6日、奈良県奈良市(南雲都撮影)

世界遺産・興福寺(奈良市)の境内で、国宝のお堂「東金堂(とうこんどう)」の門や回廊(廊下)の跡が出土し、同寺と奈良文化財研究所(奈文研)が6日発表した。治承4(1180)年の平家による「南都焼き打ち」後に再建されていたことが明らかになったとして、奈文研は「焼き打ちから復興した力を感じられる」としている。

東金堂は奈良時代、聖武天皇が創建したとされるが、火災などでたびたび焼失し、現在のお堂は室町時代に再建されたという。

今回奈文研が、東金堂正面の西側を発掘調査した結果、門跡の基壇(基礎)の石材や礎石(そせき)を据えた穴などが見つかった。

基壇の規模は南北約10・8メートル、東西約8メートルと推定。その上に建てられた門は、平安時代に寺の由来を記した「興福寺流記(るき)」に記載がある奈良時代の規模と一致するという。

調査では門跡の南北にとりつく回廊の跡も発見。回廊跡の基壇は東西幅約6・2メートルで、焼けた土や、平安時代末頃から鎌倉時代初め頃の土器も出土した。

奈文研は「南都焼き打ち後、門は当初の配置や規模を踏襲して再建されたと考えられる」としている。

現地見学会は9日午前10時~午後4時。

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