KOC王者がブレークに必要な「フリートーク」 コント師は瞬発力がなく苦手…どんな形でも爪痕を残すことが大切

王者となった空気階段(TBS提供)
王者となった空気階段(TBS提供)

 コント師の日本一を決める「キングオブコント(KOC)2021」で頂点に輝いた空気階段。結成10年目のコンビはすでにバラエティー番組でもおなじみだが、しゃべくり主体のM-1王者と違い、KOC王者がテレビでブレークするにはフリートークというハードルをクリアしなければならない。今回のファイナリストでブレークの兆しを見せたのは誰だ。

 空気階段は、“クズキャラ”の鈴木もぐら(34)と、実はかなりのイケメンながら奇才の水川かたまり(31)のコンビ。

 3年連続の決勝進出で王者となった2人について、演芸評論家の高山和久氏は「ファーストステージでみせたSMクラブ火災のコントは2人が演じるキャラのリアリティーがすさまじく、ドラマチック。この3年でコントが昇華した」と評価。

 実際、ハイレベルな戦いだったが、完成度の高いこのネタで、空気階段はほぼ優勝を手中に収めたといっても過言ではないだろう。

 すでに多くのバラエティーにも出演しているコンビだけに、ネタ披露後のフリートークも安定。高山氏は「鈴木もぐらは『さんまのお笑い向上委員会』などでツッコまれながらもイキイキ。押しは弱いが明石家さんまといったフリのうまい相手には光り出すという感じ」とみる。

 練り上げた演技で勝負するコント師にとって、瞬発力が勝負のフリートークを苦手とする面は否めない。KOC王者でもバラエティー番組で活躍しているバイきんぐの小峠英二(45)や、かまいたちの2人などはまさにこの瞬発力が高いといえる。

 「ひな壇トークのバラエティーでコント師の出番は少ない。演技は匠であっても、フリートークとコントでは間が合わないのかもしれない。漫才とコントとの二刀流、マヂカルラブリー、ニューヨークを除けば、コント師はひな壇トークに向いていないかもしれない。今回も多くのファイナリストがトーク部分では地味めな印象を受けた」と高山氏。

 実際、審査員とのからみで爆笑を取ったのは、こちらも最近バラエティーに引っ張りだこのニューヨークだった。

 思うほど得点が伸びず結果は最下位に終わったが、屋敷裕政(35)が審査員長のダウンタウンの松本人志(58)に対し、「松本さんが『みんな笑うな』と言ったからや!」とかみついたのだ。

 「ツイッターで先輩芸人のほんこんさんが屋敷に対し『今のは、アカンやろ』と怒っていましたが、ガヤとしては、あれはあり。あの瞬発力はバラエティー向きです」と民放関係者は指摘する。

 どんな形でも芸人は爪痕を残すことが大切だ。

zakzak

  1. キッチンで使える。電気がいらない生ごみ処理機「自然にカエルS」

  2. 【衆院選2021年秋】与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

  3. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」