静まり返る首相官邸 面会者激減も菅首相の闘志は衰えず?

産経ニュース
首相官邸の外観=東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)
首相官邸の外観=東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

菅義偉内閣の総辞職を4日に控え、権力の中心地・首相官邸は静けさに包まれている。9月3日に自民党総裁選への出馬を見送る意向を表明して以降、首相の日課は変わらないものの、来客はめっきり減り、いつものあわただしい官邸とは様変わりしている。

「おはようございます」。首相は今月1日朝に官邸に到着すると、いつものように記者団にあいさつした。東京・赤坂の衆院議員宿舎から早朝出勤して官邸敷地内を約30分間散歩してから執務室に入る日課は、辞意を固めてからも変わっていない。

普段と異なるのは官邸に訪れる面会者の数だ。これまで首相が官邸に入れば朝から夕方まで議員や官僚ら面会者がひっきりなしに訪れ、忙しい日は1日当たり数十人との面会をこなしていた。しかし、総裁選不出馬を表明して以降は数件という日も少なくない。

産経新聞の「菅日誌」を振り返ると、面会者は新型コロナウイルス対策関係者を除けば、8月が1日平均15・9人だったが、9月は8・4人にとどまった。面会相手も小泉進次郎環境相ら気心が知れた名前が目立つ。

首相の一挙手一投足を追う「総理番」と呼ばれる記者団の人数も減っている。総裁選の期間中は応援取材に駆り出されたからだ。先月29日に岸田文雄新総裁が選出されると、報道各社の総理番の一部は「総裁番」に編入され、岸田氏の動静を追っている。

一方で、首相持ち前の闘志は衰えているようには見えない。総裁選では河野太郎ワクチン担当相の支持を訴え、関係者に細かく電話で支援を求めたとされる。

首相は岸田政権の発足後党内で非主流派となるが、首相周辺は「必ず菅政権が再評価される日が来る」と自負する。首相は今月1日、ワクチン接種について、「国民の7割が1回目を終え、6割が2回目を終えるところに来ている。背中さえ見えなかった米国を接種率で抜いている」と記者団の前で胸を張った。(石崎直人)

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