鈴木宗男氏「小石河連合」を斬る! 河野氏、石破氏、進次郎氏の「人気」はメディアがつくり上げた虚像 56%の「反河野」を理解できない石破氏に限界

鈴木宗男氏は、「小石河連合」を厳しく指導した
鈴木宗男氏は、「小石河連合」を厳しく指導した

 自民党の岸田文雄総裁(64)は1日、臨時総務会を党本部で開き、甘利明幹事長(72)と、高市早苗政調会長(60)などの党四役人事を正式決定し、新執行部を発足させた。4日召集の臨時国会で首相指名を受け、同日中にも「岸田内閣」を発足させる。激戦となった総裁選では、河野太郎行革担当相(58)が、知名度のある石破茂元幹事長(64)と、小泉進次郎環境相(40)との「小石河連合」で勝負に出たが、大敗した。敗因は何か。かつて自民党で20年間、政治活動し、永田町を知り尽くす日本維新の会の鈴木宗男参院議員に聞いた。

 「コロナ禍で国民が等しく困難な状況にあるなか、国民や国家が必要なのは『腰の据わったリーダー』だ」

 宗男氏はこう語った。

 総裁選の1回目投票で、岸田氏は1票差で河野氏をリードし、上位2人の決選投票で「257対170」と引き離した。

 宗男氏は「政治家、特に自民党総裁を目指すような人物は、24時間、一挙手一投足を見られている。上を目指す人は『あの人は面倒見がよい。親切だ』と思われる姿が大事だ。岸田氏はそうしてきた。1年前の総裁選敗北時と見違えるほどの覚悟と決意があふれていた。これが支持を得た」と評した。

 河野氏はメディアの世論調査では支持が高かったが、約2週間の総裁選の間に風向きが大きく変わった。

 宗男氏は「石破氏を抱き込んだ時点で、河野氏の『負け』は決まった。進次郎氏も含め、『小石河の3人は人気者だ』というのはメディアがつくり上げた虚像だ。あくまで世論調査の数字は参考程度にすべきもので、絶対ではない。近くで政治活動をしてきた同僚議員の視線は厳しい。ところが、『小石河連合』は踊らされ、ポピュリズム的なムード選挙をやろうとして、大失敗した。もはや機能しない」と語った。

 敗因は他にもあるという。続けた。

 「総裁選の政策論争を続けるなかで、河野氏の地が出た。腹の中で抑えればいいのに、自民党内で政策を議論する部会を『ギャーギャーやっている』と表現して、撤回した。週刊誌報道では官僚への高圧的言動が『パワハラ』と言われた。『脱原発』や『女系天皇容認』の持論も、その場しのぎで封印した。党内や国民にすべて見透かされていた」

 河野氏を支援した石破氏は総裁選直後、民放テレビの取材に対し、「(河野氏の)党員票は、ほとんどの地域で1位でした。これと議員票が、なんでこんなに離れたんだろうかということが、自民党の根本の問題かもしれません」と恨み節をこぼしていた。

 これについて、宗男氏は「河野氏の党員票は全体で44%。残る56%の圧倒的な声は『反河野』だったと理解できないところに、石破氏の政治家としての限界がある」と切り捨てた。

 「小石河連合」のうち、河野氏は閣僚から外れ、今後は党広報本部長として汗をかく。明らかに「格落ち」の粛清人事といえるが、宗男氏は「民主政治では、負けたらそれなりの責任を負うべきだ。世が世なら打ち首ものだ」といい、続けた。

 「上に立つ人は、嫌な話であっても進んで聞く心構えが必要だ。気に入らない意見も(SNSで)ブロックなどせず、受け止めるべきなのだ。還暦を超えれば人は生まれ変わる。精進し、人間力を養えばチャンスは巡ってくる」

 進次郎氏については、「彼はまだ政治家として12年。国会議員は20年やって、やっと評価される。外交や安全保障問題などで、もっと基礎体力を付けるべきだ」と語った。

 石破氏率いる石破派は、総裁選の最中に山本有二元農水相が、総裁選後には古川禎久元財務副大臣も退会の意向を示し、15人まで減った。

 宗男氏は「いつまでも、つくられた虚像(=世論調査の人気)を追いかけて、『いずれ復権して総裁選5回目の挑戦だ』などと思っているとすれば、お粗末だ。頭を早く切り替えるべきだ」と警告した。

zakzak

  1. 【底辺キャバ嬢の盛り場より愛を込めて】困窮女性の大量参入で「ヤバいパパ」が急増 シャワー浴びてる間に財布からお金を盗み逃走

  2. 【衝撃事件の核心】しょうゆ差しに入れたのは…教職男の転落

  3. 死への虐待、4歳児最後の願い「ママ、お茶が飲みたい」

  4. 子供の病気やけがつくり出す「代理ミュンヒハウゼン症候群」 専門家「多くの誤解」指摘「小児に関わる医療者が意識を」

  5. コロナ禍で加速、18歳未満モデルの「闇撮影会」 学校やバイト休みで時間に余裕、「パパ活より安全」とひそかにブーム