SNSでの性被害 簡単につながる「Z世代」守れ

産経ニュース
大阪府警本部=大阪市中央区
大阪府警本部=大阪市中央区

男子生徒にわいせつな「自画撮り」動画を撮影・送信させた滋賀県内の公立小学校に勤務する男性教諭(32)が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で大阪府警に書類送検された。教諭はSNS(会員制交流サイト)で接触した中高生にわいせつな動画を要求しただけでなく、別の教員と児童ポルノを交換していた疑いまで浮上している。

この教諭はSNS上で22歳の「みさき」という女性を装い、中高生ら400人以上に児童ポルノを送らせていた。府警が教諭の自宅を捜索したところ、児童ポルノの疑いがある中高生らの画像などが1万8千点以上見つかったという。

児童生徒の模範となるべき教諭が犯罪に手を染めていた事実は言語道断というほかない。警察幹部は「被害者保護のため、公表されていない事件も多い。氷山の一角にすぎず、危機的な状況にある」と語気を強める。

SNS上での見知らぬ人との交流を機に、子供たちが犯罪に巻き込まれるケースは後を絶たないが、この状況は日本に限ったことではない。今年4月に公開されたチェコ発のドキュメンタリー映画「SNS―少女たちの10日間―」では、童顔の女優3人がSNS上で12歳を演じる中、10日で接触してきた男性は2458人にも上った。

しかも、3人の女優はSNSで男性たちと接触する際、必ず「12歳だ」と年齢を告げるのだが、意に介することなくわいせつ画像を要求したり、性器を露出したりする男性が何人も登場する。これまで見た中で最も後味の悪い映画だったが、改めて子供たちを取り巻くSNS社会の危険性を痛感した。

素性の分からないSNS上の人物に対し、自身のわいせつな画像を送ったという中高生たちの感覚は正直、理解しがたい。だが、SNSが普及した環境で生まれ育った「Z世代」と呼ばれる2000年代生まれの子供たちは、SNSに対する感覚が大きく異なるという前提で、いかに被害を防ぐかという対策を講じるべきだろう。

警察庁によると昨年、SNSをきっかけに犯罪に巻き込まれた18歳未満の子供は1819人にも上る。しかも、大半は性被害だ。見ず知らずの誰とでも簡単につながることのできる時代だからこそ、その危険性を学校や家庭でしっかりと教えていきたい。(小松大騎)

  1. 巨人・原監督、殿堂入りで600人の大パーティー ただ1人欠席する大物とは…

  2. 【衆院選2021年秋】与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

  3. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」

  4. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」