大阪・尾山遺跡で瓦窯跡発見 僧・道昭の生産拠点か

産経ニュース
尾山遺跡の発掘調査で見つかった瓦窯跡(大阪府島本町提供)
尾山遺跡の発掘調査で見つかった瓦窯跡(大阪府島本町提供)

大阪府島本町は、JR島本駅前の土地区画整理に伴う尾山遺跡の発掘調査で、飛鳥時代末から奈良時代前半まで(7世紀末~8世紀前半)の瓦窯跡とみられる遺構を発見したと発表した。周囲からは瓦も出土されており、当時の僧・道昭(どうしょう)(629~700年)が生産拠点にしていた可能性があるという。

発見された瓦窯跡は、長さ約1メートルの焚口部(たきぐちぶ)と長さ約1メートルの燃焼部。焼成部は住宅地にあたるため調査はできなかったが、焚口部の前に炭がたまった土坑(どくい)も見つかった。瓦窯跡の周囲で見つかった瓦は、文様が入った軒丸瓦や平瓦が7、8点のほか、文様のない瓦も大量に見つかった。文様のある瓦は、梶原寺(高槻市)などで使用されていたものと同じ文様をしており、尾山遺跡で生産された瓦を使用していた可能性が高いとしている。

尾山遺跡から出土された軒丸瓦 (大阪府島本町提供)
尾山遺跡から出土された軒丸瓦 (大阪府島本町提供)

道昭は、諸国を回って井戸を掘ったり、橋を建造したりするなどの社会事業をしてきた僧で、東大寺の大仏建立などに尽力した行基(ぎょうき)(668~749年)が師事したことでも知られる。瓦窯跡の発見により道昭が島本町を拠点に濃密な活動を行っていたことがわかった。

京都府立大学文学部の菱田哲郎教授(考古学)は「道昭が現在の島本町を拠点に活動していたことを示す文献はあったが、瓦窯跡が見つかったことで裏づけられた。尾山遺跡は瓦などを供給する生産拠点だったとみられ、今回の発掘調査でその片鱗(へんりん)が見えてきた」と話している。町によると、この瓦窯跡は「御所池瓦窯跡(ごしょのいけがようせき)第1号窯」として登録されたという。

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