経済産業省が29日発表した27日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、21日時点の前回調査と比べて30銭高い158円70銭だった。値上がりは4週連続。
調査した石油情報センターによると、大型ハリケーン「アイダ」で打撃を受けたメキシコ湾周辺の石油関連施設の復旧遅れによる供給懸念や、新型コロナウイルスの新規感染者の減少傾向で世界経済回復への期待感が高まっていることから原油価格が上昇。小売価格に転嫁された。来週も値上がりを予想している。
地域別では38都道府県で値上がりした。上昇幅が最も大きかったのは愛知の1円80銭で、栃木の1円50銭、長野の1円40銭が続いた。値下がりは4県で、千葉と兵庫は40銭下がった。青森や大分など5県は横ばいだった。