S列車で行こう シルバーマル“得”ぶらり歩き

由緒ある「溜池」「麻布」の地名 「港区浮世絵さんぽ」目当てに「東京都港区立郷土歴史館」へ

東京都港区立郷土歴史館(提供写真)
東京都港区立郷土歴史館(提供写真)

 緊急事態宣言下で外出を控えていたら、見たいと思っていた展示の期限が迫ってしまい、電車が空いている時間帯を狙って出かけてみた。東京都港区立郷土歴史館で開かれていた企画展「港区浮世絵さんぽ」(12日に終了)がお目当て。最寄り駅は都営三田線白金台だから、シルバーパスでOKだ。

 同歴史館は駅からすぐの旧公衆衛生院、港区指定文化財のりっぱなビルに入っていた。東京大学の安田講堂などを手掛けた内田祥三設計の建物で見学ツアーもできる。企画展は港区内の名所を江戸から明治、昭和時代の浮世絵に描かれた風景をパネル展示などでたどっていくもの。

 まずは、江戸の南の入り口だった高輪大木戸、1840年ごろとされる歌川広重の「高輪月夜」から始まり、品川、芝浦、新橋へと向かう。山あり海ありのかつての風景がどこか懐かしい。溜池や麻布など今も地名が残る土地には、溜池ではかつては本当に池があり滝が流れていた風景が描かれ、麻布では麻の栽培が盛んで麻の布(ぬの)が織られていたなどという説明が面白かった。

 港区は黒船来航の品川沖から蒸気機関車発着の新橋・汐留など、江戸から日本の近代・文明開化の中心地なので名所に事欠かない。次は展示資料を片手に港区内をぶらり歩きしてみよう。

 会場の外のギャラリーには浮世絵の製作過程がわかるビデオや道具、版木などが展示され、休憩室には浮世絵を塗り絵で楽しむコーナーもあり、至れり尽くせりの企画だった。十分に満足して帰路に着いた。 (いくちゃん)

 【東京都港区立郷土歴史館】 東京都港区白金台4の6の2。港区の複合施設「ゆかしの杜」内にある。内田ゴシックとよばれる内田祥三設計の建物自体が一見の価値がある。また歴史館では10月2日から12月5日まで特別展「人形 人とともにあるもの」(大人400円)を開催予定。

zakzak


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