東京2020オンラインコミュニティ

共生社会へ、企業の思いに共感 パラリンピック競泳・木村敬一選手×東京ガス

産経ニュース

東京パラリンピックは、多様性を認め合い、支え合う共生社会の実現に向けた気づきの場となった。産経新聞社がオンライン上で応援し感動を共有できる場として開設した「東京2020オンラインコミュニティ」でも多くの発見があった。その一つが、パラアスリートたちを支える企業の役割だ。オンラインコミュニティの協力パートナーでもある東京ガスと、同社に所属するパラ競泳のエースで今大会で悲願の金メダルを獲得した木村敬一選手の絆は、多くのコミュニティ参加者の共感を生んだ。

「エネルギーもらいました」

「金メダルおめでとうございます。選手の頑張っている姿にエネルギーをもらいました」

「さすがでした。とてもかっこよかったですね」

木村選手が今月3日の競泳男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)で金メダルに輝くと、オンラインコミュニティには多くの祝福の投稿が寄せられた。ライバルで友人である富田宇宙選手とワンツーフィニッシュを決め、抱き合って喜ぶ姿は今大会で最も印象に残ったシーンとなった。

木村選手は2008年の北京大会から出場し、12年のロンドン大会で銀、銅各1個、リオデジャネイロ大会で銀、銅各2個を獲得。悲願の金メダルを目標に強い気持ちで大会に臨んだ。

「上を目指せば目指すほど、自分に期待してくれる人は増えていくし、自分を支えてくれる人も増えていきます。自分を支えて応援してくれる人たちからのエネルギーが、自分を突き動かしているんだと思います」

コミュニティではこんな木村選手の言葉を紹介。「自分だけではないことを自覚して、今日という日を迎えているんだなと感じました」や「周囲の人のヘルプを思うと心が熱くなりました」といった共感のコメントが寄せられた。

木村選手を支え、応援している企業の一つが、所属先の東京ガス。同社は「7つの炎」をシンボルマークに掲げ、共生社会の実現を目指している。炎の色には「橙・身近な存在である」「水色・多様性に配慮する」「赤・挑戦していく」などの思いが込められている。

「企業がパラスポーツを応援することで、選手にとってのよい環境づくり、競技のおもしろさの認知がさらに広まればと思います」

「7つの炎に込められた企業の思いが大会の成功につながったと思います」

「パラリンピックが共生社会へとつながることを強く望みます」

「東京2020」での発見と気づきを、これからどう生かしていくかが試されているといえそうだ。

■「多くの気づきが世界を変える」 アシックス・オリパラ室長、君原嘉朗さん


「世界最大のスポーツイベントが、新型コロナウイルスという世界中すべての人にとって共通の課題と重なった。アスリートもボランティアも、見ている僕らもみな、スポーツの価値について考えさせられた。東京五輪・パラリンピックは世界を変えるきっかけになるのではないか」

スポーツ用品メーカー、アシックスの2020東京オリンピック・パラリンピック室長、君原嘉朗さん(50)はこう総括する。同社は東京五輪・パラリンピックの最高位スポンサーであるゴールドパートナーとして大会を支えた。自身も招致活動から10年以上、東京大会成功のために尽力してきた。

「大会を通じて、日本代表の統一したイメージカラーを作りたい」。同社では選手らが表彰式などで着用した公式ウエアに、朝日が昇る力強さをイメージした独自カラー「サンライズレッド」を採用。デザインには日本の伝統的な図柄を取り入れた。

また全国から集めた不用ウエアを原料とした再生ポリエステルを使用。選手のウエアと市販の応援用ウェアのタグに通し番号を付けるなど、選手と応援する人をつなぐ仕掛けもした。ほとんどの競技が無観客となったことには、「スタンドをサンライズレッドに染めたかった。みんなに会場に来てもらいたかった」と、本音も。

大会とアスリートを支え続けた6年半は「うちの会社にとっても素晴らしい機会だった」と語る。「五輪は、世界最大のブランド。当初は『より速く、より高く、より強く革新的な大会を』と願っていた。しかしそれは、世の中の希望ではないと気づいた」という。「いかに心身の健康が大切か、多くの人が考えた。スポーツの可能性、どう貢献できるかを発信していくことが大切。こうした意識の変化こそがレガシーだ」と強調する。

開催までは苦難の連続だったが、支えとなったのは、同じパートナー企業とのつながり。毎年交流会を開き、苦労を分かち合った同志たちとの集合写真は「宝物」で、手帳に忍ばせている。「多くの気づきがこれから、変化を生む。世界は大きく変わる」。持続可能な社会へ向けた、イノベーションの始まりを予感している。

きみはら・よしろう アシックス2020東京オリンピック・パラリンピック室室長。昭和46年6月10日生まれ、福岡県出身。平成6年にアシックスに入社し、27年から現職。父親はメキシコ五輪マラソンの銀メダリスト、君原健二さん。

■東京2020オンラインコミュニティに寄せられたコメント


「金メダルを絶対取るのだという強い気持ちを感じました。笑顔がめっちゃ素敵です」

「木村選手の力強い言葉はハンディを持つ人たちへ力強いエールになりますね」

「木村選手と富田選手のワンツーフィニッシュ!サイコーです!おめでとうございます!!!!」

「やはり一人でも多くの人に応援してもらうことで、自分も頑張れると感じました」

「エネルギー源は、何といっても、本人の努力と忍耐ではないでしょうか」

「7つの炎のシンボルマークに共生社会の実現に向けた思いが込められていること、7色ひとつひとつに思いが込められていることを知ることができて感動しています」



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