コロナ禍が助長するこころの病

白金高輪駅・硫酸かけ事件 「妄想性パーソナリティ障害」の人は恐怖回避のため常識外の行動

硫酸事件が起きた東京メトロ白金高輪駅(共同)
硫酸事件が起きた東京メトロ白金高輪駅(共同)

 新型コロナの第5波はピークアウトしたようですが、コロナ禍でメンタルをやられた人々がすぐに癒やされるとは限りません。今後も、心の病を抱える人は増え続けるでしょう。

 8月24日の夜、東京メトロの白金高輪駅で男女2人が、男から硫酸をかけられるなどして重軽傷を負った事件は、衝撃的でした。この事件を起こした容疑者の男(25)は、精神疾患を発症していた可能性があります。

 犯行の動機が「琉球大学時代、(被害者の)男性の態度が悪かった」というのですから、常識では考えられません。しかも、被害者の男性の証言では「ため口を使ったところ、『年上なのにため口はおかしい』と怒られた」というのです。ため口だけで、恨みを長年持ち続けて硫酸で復讐する。ありえない話です。

 男はいつも「倍返しをしてやる」と言っていたといいます。また、自分の性格や評判に対して人一倍気にしていたとか。そのため、少しでも、自分が侮辱されたと感じると、決して許さず、恨みをずっと抱き続けたようです。

 一般論として言えば、このように侮辱に過敏反応し、攻撃的になりやすいのは、「妄想性パーソナリティ障害」の特徴の一つです。妄想性パーソナリティ障害の人は、周囲のすべての人間が悪意を持って自分を迫害していると感じるようです。その恐怖を回避するため、常識外の行動を起こしてしまうのです。

 また、社会的コミュニケーション能力に問題がある点から察すると、「アスペルガー症候群」の可能性もあります。会話が成り立たないのも、アスペルガー症候群の特徴の一つです。

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