白鵬引退に異例の“物言い” 相撲協会から即日承認得られず…芝田山部長が仰天発言「(引退を)“やめた”という可能性もある」

白鵬の引退の意向に対して、なぜか相撲協会が“まだ土俵を割っていない”と物言い
白鵬の引退の意向に対して、なぜか相撲協会が“まだ土俵を割っていない”と物言い

 大相撲で史上最多の優勝45回など数多くの記録を打ち立てた横綱白鵬(36)=宮城野部屋=が現役引退の意向を日本相撲協会に伝えたことが27日、明らかになった。ところが、この日のうちに正式発表はなく、八角理事長(元横綱北勝海)や師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は無言を貫くなど、秋場所千秋楽翌日の電撃表明に協会内はドタバタ。協会側から思わぬ“物言い”がつき、稀代の大横綱の引退がすぐに認められない異例の事態となった。 (塚沢健太郎)

 この日はNHKが早朝5時に白鵬の引退をトップニュースで伝えたのを始め、多くのメディアが報じたが、なぜか相撲協会から正式発表はなかった。白鵬側から引退の意向を伝えられたことが明らかになったのも、横綱審議員会が終わった午後6時すぎだった。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「申し出があったというだけ。書類がわれわれ理事のところに回ってきて『そうですか』となる。みなさん(報道)は先走っているけど、正式なものはまだ先。昔は(現役を引退して親方に)パッと入れ替わったんだろうけど。今は年寄資格審査委員会があったり、いろいろ手続きがある」と説明。

 しかし通常なら、場所中に引退を決めた力士が午前中に引退届を提出すれば、年寄襲名が承認されて午後には引退会見と1日のうちに片が付くはず。近年では元横綱稀勢の里(荒磯親方)や、元大関琴奨菊(秀ノ山親方)がそうだった。

 東京都墨田区の宮城野部屋には多くの報道陣が詰めかけたが、宮城野親方は出入りの際に口を開かず。苦渋の表情から察するに協会側の承認が得られず、何らかの“物言い”がついたようだ。

 白鵬は引退後に親方として相撲協会に残り、後進の指導に当たることを望んでいるが、協会執行部にはこれまで好き勝手にやってきた横綱に対するアレルギーが根強く、年寄襲名を阻止する勢力があるとも考えられる。

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