プロ野球ドラフト会議“混迷” コロナに翻弄されて上位候補を見極められず 秋季リーグ戦の後ろ倒しで材料不足として指名を見送られる候補も

急成長の上武大・ブライト健太。ドラフト前に最終チェックをしたくても、実戦を見る機会が足りなすぎる
急成長の上武大・ブライト健太。ドラフト前に最終チェックをしたくても、実戦を見る機会が足りなすぎる

 日本高野連と全日本大学野球連盟は27日、学生のドラフト指名に必要なプロ志望届の提出を締め切った。ドラフト会議は例年より2週間ほど早い10月11日に行われるが、コロナ禍に翻弄されて上位候補の見極めができない各球団から悲鳴が上がっている。

 今年のドラフト開催日が前倒しされたのは、アマ側の要望によるもの。時期が早いほど、指名漏れで進学や社会人に進路を変更しても、まだ選択肢が多く残せるという狙いがある。

 各球団のスカウトにとっては1年の総決算となる晴れ舞台だが、「このままドラフトを迎えるのは本当に怖いですね。正直なところ、上位候補の見極めができるかどうか…」とセ・リーグ球団のあるスカウトは深刻な表情。候補の見極めが思うように進んでいないことが憂鬱の原因だ。

 上位候補の左腕・山下輝と右腕・三浦銀二両投手が所属する法大では、8月下旬に川崎市内の野球部寮で新型コロナウイルスによるクラスターが発生。同月末までに39人の感染者が出たことを受け、東京六大学の今秋リーグで同大の初戦はドラフト会議2日前の10月9日まで先延ばしされた。

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