米西部アリゾナ州マリコパ郡で昨年11月の大統領選投票結果の再調査を委託された調査会社は24日までに、バイデン大統領(民主党)の勝利は覆らないとする報告書をまとめた。米メディアが同日伝えた。
公式開票結果は確定済みだが、不正があったと主張するトランプ前大統領(共和党)の意向を受け、同州議会上院多数派の同党主導で独自調査が進められていた。
米メディアによると、同州で人口最多の同郡における約210万票の調査結果では、バイデン氏が公式集計より99票積み増したのに対し、トランプ氏は261票減らした。差が広がり、トランプ氏には打撃となった。
確定済みの開票結果を再調査する動きは、トランプ派が強い共和党地盤の地域で拡大。南部テキサス州では24日までに、4の郡が再調査を始めた。(共同)