日米豪印クアッド首脳会合“初の対面” 安保、半導体、5G…対中連携強化で一致 島田氏「日本もっと踏み込んだ姿勢を」

 日本と米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」の4カ国首脳は24日(日本時間25日)、ホワイトハウスで初の直接会合を開催した。軍事的覇権拡大を進める中国を強く意識した会合となり、インド太平洋地域における安全保障だけでなく、新型コロナウイルスや気候変動対策、宇宙分野など、多角的な協力を強化することで一致した。

 「4カ国の強い結束と、『自由で開かれたインド太平洋』という共通のビジョンへの揺るぎないコミットメント(決意)を示すものだ」

 菅義偉首相は、首脳会合の意義について、こう強調した。

 ジョー・バイデン米大統領は「未来に対する共通のビジョンを持つ民主主義のパートナーだ」「(『自由で開かれたインド太平洋』構想の実現に向けて)前進している」と自信をのぞかせた。

 オーストラリアのスコット・モリソン首相は「クアッドは、民主主義が大きな課題に対処できることを示すためのものだ」などと語った。

 首脳会合では、世界的な半導体不足が深刻さを増していることから、サプライチェーン(供給網)強化でも一致した。第5世代(5G)移動通信システムの開発や途上国へのインフラ整備拡大でも協力を強化する。

 共同声明では、沖縄県・尖閣諸島周辺や台湾海峡、南シナ海などで、中国が一方的に現状変更を試みていることに「反対」し、クアッドがインド太平洋地域の平和や安定の力になるとした。

 菅首相は会合終了後、首脳会談が毎年開催される方針で一致したことを明かした。

 今回の直接会合をどう見るか。

 福井県立大学の島田洋一教授は「クアッドの直接会合の意義は大きい。オーストラリアが会合に先立ち、(米国と英国の協力を受けて)原子力潜水艦の保有計画を公表するなど、安全保障分野での積極性がみられる。日本も、もっと踏み込んだ姿勢を見せた方がいい。インドが積極性に欠けるとの指摘もあるため、今後もさらなる連携を図る必要がある。今回の開催がきっかけとなり、各国が行動で示すことが求められる」と語った。

zakzak

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