ゴルフわすれな草

木下稜介(9) 4位タイに終わった21年開幕戦 何が足りないのか…親しい記者に尋ねると「練習量だろうね」と傷口に塩を塗る言葉

東建ホームメイトカップは4位で終わった木下
東建ホームメイトカップは4位で終わった木下

 木下稜介はアンダーパーのスコアをマークできずにいた。今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」最終日。ツアー初優勝を目指す木下稜介は、首位の金谷拓実に3打差を着けられてサンデーバックナインに入った。

 14ホール目を終了し、最終組で0バーディーは、木下だけだった。でも、逆転Vを諦めてはいなかった。15番パー4ホールでバーディーパットをねじ込んだ。残り3ホールで首位と2打差。続く16番ホールを最終組3人ともにパーセーブ。迎えた518ヤードの17番パー5はティーショットの出来次第ではアイアンでも2オン可能の「バーディーチャンス」ホールだった。

 前のホールでこの日初めてオナーとなった木下のティーショットは、フェアウエー右サイドの池に波紋を描いた。春先の風はきまぐれ。前のホールとは風向きがまったく変わっていたのだ。イメージしたショットラインに打ち出したボールが、そのラインから大きく外れてしまうほどの強さだった。続いてティーショットした中島もまた池に打ち込む。2人のミスショットを見た金谷は、ショットライン設定を大きく変えてクラブを振り切った。

 この17番ホールで金谷は3打目のアプローチを1・5メートルにつけてバーディー。中島はパー、木下は痛恨のボギー。一変した風向きは金谷に追い風、木下には強烈な向かい風と化した。「もし自分がオナーだったら、(ティーショットは右に流され)池に入ったかもしれません」。金谷はホールアウト後、そう振り返ったほど豹変(ひょうへん)した風向きが、勝敗を分けた。

 通算11アンダーで金谷が優勝し、同10アンダーの中島は2位、木下は通算7アンダーの4位タイで21年開幕戦を終えた。スコアカード提出所から出てきた足取りは、重かった。振り返って17番ホール方向を見つめた。目は赤く、うっすら涙を浮かべていた。親しいゴルフ記者の顏を見かけると作り笑顔を浮かべた。「また、勝てませんでした…」とつぶやき、「何が足りないんだろう」と記者に尋ねた。「練習量だろうね」。その記者は傷口にあえて塩を塗るような言葉を返したのだった。 (つづく)

zakzak

  1. キッチンで使える。電気がいらない生ごみ処理機「自然にカエルS」

  2. 【衆院選2021年秋】与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

  3. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」

  4. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」