肉道場入門!

生肉を心置きなく楽しめる 「焼肉酒場牛恋」渋谷店

新鮮で美しい肉刺し
新鮮で美しい肉刺し

 ★絶品必食編

 肉食はいつも悩ましい。様々な焼き加減の魅力はもちろんだが、生肉となると「食べてもいい肉かどうか」という悩みもつきまとう。

 飲食店で生肉を出すには高いハードルが課されている。そもそも精肉店・問屋側が生肉として出荷できるような設備を調え、検査に出した肉のみが生食用の肉として出荷が可能になる。

 その上で、店側にも許可が必要だ。厨房に生肉専用の作業場を設けて、初めて生食できる肉を提供できることになるため、なかなか難しい。

 ところがごくまれに生食用の設備を調え、ユッケなどをメニューに載せている店がある。設備投資に資金もかかるので、たいていは超がつくような高級店。だが、東京で13日にオープンした「焼肉酒場 牛恋(うしこい)」の渋谷店は価格もグッと抑えられているにもかかわらず、肉刺しやユッケなど、堂々と生食用の肉が注文できる。

 渋谷店は、これまで神田や新宿、中目黒に展開してきた「牛恋」とは一線を隠している。2フロア100席の旗艦店を出店するにあたり、生食ができるよう保健所の指導のもと、厨房を設計。同グループでも初めて生食用の肉が提供できるよう、内装を含めた総工費はなんと総工費2・3億円。

 もちろん、肉刺しや生肉の握りなどはすべて検査済みの黒毛和牛をカットしたもの。サシの入った部位は大トロとして、少ない部位は赤身として味わいの違いを楽しむことができる。

 「ナイショですよ」と耳打ちされながら、後ろめたい思いをせずとも、堂々と注文して堂々と食べ、SNSへの投稿だって心置きなくできる。

 食も含めたライフスタイルの“大公開時代”に隠し事なく、コミュニケーションを満喫できる場がどれだけ大切か。

 そして卓を囲むこと自体が貴重ないま、ご同輩や後輩と「間違いのない」肉を囲むにはうってつけの店が渋谷に生まれたことを喜びたい。 

 ■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。

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