勝者のワザ

“稲見流フェードボール打ち”2つのポイント 日本女子プロゴルフ選手権優勝・稲見萌寧

アイアンの精度に定評がある稲見
アイアンの精度に定評がある稲見

 日本女子プロゴルフ選手権で稲見萌寧(22)がショットメーカーの本領を発揮、最終日をボギーなしの8バーディー奪取で堂々の逆転優勝を果たした。シーズン8勝目(21年は7勝目)。獲得賞金は2億円を突破し、賞金女王争いでも小祝さくらをかわしてトップに立った。

 稲見は、フェードボールを持ち球にしている。飛距離を求めてドローボールへの切り替えに挑戦したこともあったそうだが、出球が安定せず、すぐにフェードボール打ちに戻した。このときのことを稲見は、こう語っている。

 「ドローボールでしっかりコントロールできている選手もいるから、どちらがいいのかは言えないと思います。ただ、自分の場合は、フェードボールの方が体を違和感なく動かせることと、出球のバラつきがなく、コントロールしやすく感じたので、フェードボール打ちに徹することにしました」

 そのフェードボール打ちで、稲見が意識している大きなポイントが2つあるという。(1)ダウンスイングへの切り返しで左カカトの踏み込み。(2)そこから左腕主体に振ること。もう少し詳しくいうと-。

 (1)は3つの動きの集合体になる。左カカトを踏み込んだら、すぐに左ヒザを伸ばしてヒップターンをうながす。このとき、頭の位置は、トップスイングのままキープする。

 ここから(2)につながっていく。左腕主体にクラブを振るために、ダウンスイングでは、左肩をアゴから遠ざける(この段階でクラブヘッドはインパクトはポイントを過ぎようとする)。そこからさらに左肩を背中側にターンさせ、フィニッシュに向かう。

 アマチュアが陥りやすいのは(1)で左足を踏み込む動きと上半身がボールに向かう動きが同時に行われてしまうこと。これは、突っ込みといわれる悪い動きで、打ち急ぎになる。また右腕主体にして早くクラブを振り出さないとインパクトに間に合わなくなる。力を入れても飛ばない。曲がる。という結果になる。

 稲見は、今でも左手だけの素振り、ボール打ちを練習メニューに入れ、かなりの時間を割いている。腰から腰までのハーフスイング、肩から肩までのスリークオータースイング。この練習は、(1)(2)へのエキスが詰まっている。

 ■稲見萌寧(いなみ・もね) 1999年7月29日生まれ。東京・豊島区出身。9歳でゴルフを始める。日本ウェルネス高から日本ウェルネススポーツ大。2018年プロテスト合格。19年「センチュリー21レディス」で初優勝。今季は「フジサンケイレディスクラシック」など8勝、賞金ランク1位(約2億572万円)。日本ツアー通算9勝。東京五輪では銀メダルを獲得した。得意クラブはアイアン全般。名前は「海外でも読めるように」と母・直子さんがつけた。166センチ、58キロ。

zakzak

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