22日午前の東京株式市場の日経平均株価は続落し、下げ幅は一時200円を超えた。前日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均が下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも売り注文が出た。中国の不動産大手、中国恒大集団の経営危機を巡る不透明感も相場の重荷となった。
午前10時現在は前日終値比251円80銭安の2万9587円91銭。東証株価指数(TOPIX)は19・57ポイント安の2044・98。
前日のニューヨーク株式市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的金融緩和政策の早期縮小を警戒した売りが優勢となった。外国為替市場で円高ドル安が進んだことも、輸出関連銘柄を中心に悪材料として意識された。
恒大集団はドル建て債務の利払い期限を控えており、世界的な金融不安や中国景気の失速が懸念されている。