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23日公開「総理の夫」 日本の近未来を予言!?初の女性総理誕生 田中圭のコメディーセンスに中谷美紀も脱帽

 自民党の総裁選で政界が騒がしい。どこの国でも権力争いはし烈だ。中国であれアメリカであれ、国民の生活に直結するだけにその結果はおおいに注目される。でも映画となるとまた意味が違ってくる。政治家への皮肉や不平不満をストレートに描けるからだ。23日公開の『総理の夫』(河合勇人監督)は、そんな政界を皮肉を込めて描いた作品だ。

 原作は人気作家、原田マハの同名小説。女性の処遇が悪いと国際世論からたたかれるわが国。初めて女性の総理大臣が生まれるという物話はうれしいではないか。

 裕福な大財閥の御曹司に生まれた相馬日和(田中圭)は、年上の完璧美女・凛子(中谷美紀)を射止めて夫婦生活を始めた。日和は鳥オタクで鳥類研究所で働き、凛子は政治の世界に身を置いていた。

 幸せな日々を送っていたふたりだが、そんなある日、凛子が日和に「もしも私が総理大臣になったら、あなたに不都合はある?」と聞いてきた。

 普通の展開だったら「カカア天下」になって女房が亭主を尻に敷くことなりそうだが、この映画では結婚12年目にもかかわらずラブラブな夫婦という、ある意味不思議なシチュエーション。

 寝坊した妻を起こし、食事の支度をする姿に、中谷が思わず「すてきな旦那さま! 理想の夫ですね」と笑顔でつぶやいたこともあったほど。

 キャスティングでもプロデューサーは、最初から田中圭のコメディーセンスに注目しており、ほぼ当て書きだったとか。

 「日和は基本何もしないので、僕は日和としてそこに存在するだけでよかっただけです」と田中はいう。典型的な巻き込まれ型の主人公だが、クライマックスで官邸に乗り込むシーン(現実には不可能だが)では長ゼリフでスタッフを感動させていた。

 その熱を受けて凛子が鼻を真っ赤にさせた芝居が終わると「鼻水がでそうになっちゃった」といって一同大笑い。何とも愉快な撮影現場。

 「田中さんが夫役でよかった。雰囲気を作ってくださるので私はずっと助けられっぱなしでした」とは中谷の弁だ。

 昨年、シャーリーズ・セロンが米国初の大統領を目指す『ロングショット 僕と彼女のありえない恋』という映画があった。邦画でもぜひ頑張ってほしいところだ。 (望月苑巳)

zakzak

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