日韓、福島原発の処理水放出めぐり火花 IAEA総会

産経ニュース
IAEA年次総会で韓国側の主張に対して発言する在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使=21日、ウィーン(共同)
IAEA年次総会で韓国側の主張に対して発言する在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使=21日、ウィーン(共同)

東京電力福島第1原発の処理水をめぐり、日本と韓国が21日、オーストリア・ウィーンで開催中の国際原子力機関(IAEA)の年次総会で火花を散らした。東電は処理水を2023年春ごろから海に放出する計画で、韓国は懸念を示してきた。

この日、韓国側は放出計画について「日本政府が韓国と十分に相談することなく一方的に決めた」と主張、再考を求めた。「汚染水」という言葉を使いながら「客観性、透明性、安全を確保するためIAEAの役割は重要」と訴えた。

これに対し、在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使は「国際社会への説明責任を完全に負うため」IAEAと緊密に協力していると主張。「海洋放出は技術的に実現可能で国際的慣行に一致するとIAEAは認めている」と反論した。

再び韓国側が発言したが、引原大使は「日本は引き続きさまざまな利害関係者と対話する用意がある」と強調、韓国側は「より有意義で誠実な協議」を期待すると述べた。(共同)

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