橋下徹氏vs8割おじさん、有識者批判合戦 宣言前の水準まで感染者減 橋下氏「言うこと信用できない」、西浦氏「不都合なものからなじり逸らしている」

 新型コロナウイルスの感染状況が日に日に改善している。東京都や大阪府などの新規感染者数は緊急事態宣言前の水準まで減少し、重症者も減り始めた。8月から9月にかけて感染爆発するという試算とかけ離れた結果となっていることで、一部の専門家が矢面に立っているが…。

 ◇

 東京の20日の新規感染者は302人で、7月5日以来500人を下回った。入院患者は前日比30人減の2406人、うち重症者は2人減の169人となった。

 大阪府の同日の新規感染者は268人で、7月24日以来の300人割れとなった。全国の新規感染者も2224人で、3000人を下回るのは7月19日以来となった。

 月曜日は新規感染者の発表が減る傾向があるうえ、3連休中という事情はあるが、減少が続いていることは朗報だ。

 7月時点の政府の新型コロナ分科会では、東京の感染者数が8月下旬には1万人を上回るとする「8割おじさん」こと西浦博・京大教授らの試算が紹介されていた。最も厳しい予測として8月末に3万人を超えるとの数字も報じられ、西浦氏はインタビューなどでたびたび政府の対応を批判、東京五輪やパラリンピックの中止を訴えていた。

 橋下徹元大阪市長は20日の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で西浦氏について「予測外れたんだったら、なぜ外れたか言ってくれないと、僕は西浦さんの言うことははっきりいうと信用できません」と発言。「100%言っていることが正しいものだと思って『危ない、危ない』と言ったけども、もうそういう感覚はやめないといけない」と提言した。

 これがネット上でも話題となった。その後、西浦氏はツイッターで「少なくとも僕は流行メカニズムと正面から向かい合い続けてます」とし、「経済ダメージや政策対応回顧、下降理由など不都合なものから他者を詰(なじ)り逸(そ)らしてるのでしょう。自宅療養者が死亡せざるを得なかった流行・政策と向き合うのは大事そうですが」と投稿した。

 ワクチン接種で先行していた欧米では感染者数がいったん激減した後、再びリバウンドする現象もみられる。必要なのは批判合戦ではなく「第6波」への備えだろう。

zakzak

  1. 「いちゃもん、うっとうしい」吉村知事が枝野氏を痛烈批判

  2. 【衆院選2021年秋】与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

  3. 子供の病気やけがつくり出す「代理ミュンヒハウゼン症候群」 専門家「多くの誤解」指摘「小児に関わる医療者が意識を」

  4. 小泉進次郎氏「妻に申し訳ない」 クリステルさん名義の巨額資産公開で

  5. 「枝野さん、議論しろよ」 安倍前首相が憲法シンポで改憲議論呼びかけ