肥満男性は重症化リスク15倍 年齢や基礎疾患の有無にかかわらず…ワクチン接種で軽減できるか 吉村知事も呼びかけ

肥満の男性は要注意だ(写真はイメージ)
肥満の男性は要注意だ(写真はイメージ)

 新型コロナウイルスの新規感染者数は減少を続けているが、医療体制はいまなお厳しい。感染者の重症化防止は大きな課題だが、肥満の男性は年齢や基礎疾患の有無にかかわらず重症化のリスクが15倍になることが分かった。ワクチン接種で「肥満優先枠」を設ける自治体もあるが、重症者の減少につながるか。

 北里大学薬学部の安藤航助教らの研究グループは、米国における新型コロナ患者の大規模電子診療データを解析し、「65歳以上」「男性」「肥満(BMI30以上)」「2型糖尿病」の4要因が重症化リスクを増加させると発表した。

 これらのうち1つが該当することで重症治療のリスクが約3倍、4つとも該当すると最大約56倍までリスクが高まる。肥満の男性は、年齢や基礎疾患の有無にかかわらず重症治療のリスクが約15倍に高まるという。

 BMIは「体重(キログラム)」を「身長(メートル)×身長(メートル)」で割って算出する。身長170センチで体重約87キロ、身長160センチで体重約77キロがBMI30相当だ。

 前出の研究では肥満の解消や糖尿病をコントロールすることで重症化リスクを軽減できるとも指摘しているが、一朝一夕にできることではない。

 ワクチンを接種すれば肥満に起因する重症化リスクも軽減できるのか。元厚労省医系技官の木村盛世氏(感染症疫学)は「ワクチン接種によって肥満による重症化リスクを軽減させるかどうかは分からない。一方で、肥満の人がワクチンを接種することにリスクがあるという研究もないので、接種すべきだろう」と指摘する。

  1. 「いちゃもん、うっとうしい」吉村知事が枝野氏を痛烈批判

  2. 【衆院選2021年秋】与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

  3. 子供の病気やけがつくり出す「代理ミュンヒハウゼン症候群」 専門家「多くの誤解」指摘「小児に関わる医療者が意識を」

  4. 小泉進次郎氏「妻に申し訳ない」 クリステルさん名義の巨額資産公開で

  5. 「枝野さん、議論しろよ」 安倍前首相が憲法シンポで改憲議論呼びかけ