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女優・中村アン “できる女”の仮面の下は…? 初社交ダンス「木村さんと控え室で2人落ち込み」 17日公開、映画「マスカレード・ナイト」出演

 「自信満々の役が多い。だから、みんなは私のことを風を切って颯爽と歩く強い女性というイメージで見ている。そう想像してもらうのはうれしいのですが、実際はそうじゃないんですよ」

 しなやかに鍛え上げられた“美ボディー”で無造作に髪をかきあげる。ワイルドなしぐさと相まって、現代女性が憧れる強き女の代表である。

 それだけに意外な告白に戸惑っていると、「私、そんなに自信ありげで強い女性に見えますか?」。

 うなずくと、「それは私の演技を見た人を“だませた”という証拠。役作りの上では成功ですね」と笑ってみせた。

 30代半ばを前に、「女優としての新境地を切り開きたい。そう考えるようになりました」と胸の内を明かす。

 「実は今、私に定着したパブリックなイメージを変えようと挑んでいる最中なんですよ」

 こう語ると、代名詞として定着した、あの“かきあげポーズ”ができないほど短く切ったショートカットの髪をなでながらほほ笑んだ。

 敏腕秘書など第一線で活躍するバリキャリをやらせたら右に出るものは…の彼女。築きあげた個性は武器のはずだが、「だって私、撮影現場では、監督たちに怒られてばかり。まだまだ演技に自信なんて持てなくて」。

 そんな弱音を言われても、簡単には飲み込めない。映画「マスカレード・ナイト」(17日公開)で主演の木村拓哉演じる刑事、新田を指導するダンスのインストラクター、真由美の自信に満ちた表情をどうしても思い浮かべてしまう。

 で、「やっぱり、肩で風切る凛(りん)とした女性じゃないですか」と返すと、あわてて否定する。

 「社交ダンスは初めてで、こんなに難しいとは想像もできなくて。途中でもう無理じゃないか。そう何度も落ち込んでしまいました」

 高校、大学時代とチアリーディングの全国大会に出場したほど運動センスと体力にはたけている。謙遜なのかと思いきや、ここで木村の話。

 「木村さんは元々ダンスが得意だから安心していたのですが、ワルツやタンゴはまったく違う動きで、2人で控室で落ち込みました」

 控室で肩を落とす2人。ある意味、スゴい光景、裏話である。

 今回の木村との共演ももちろんだが、ドラマで織田裕二、福山雅治、妻夫木聡ら人気男優とのタッグが相次ぐ。

 「第一線で活躍する木村さんたちが全力で演じる真横で、私が中途半端な気持ちで演じることなどできません。『中村アンは根性あるな』。絶対そう思わせたいので」

 弱さを口に出しながらも、こんな感じで、やっぱり、芯の通った強き女性の一側面を隠せない。

 取材の撮影でカメラを向けた瞬間、「演技に自信がなく…」と語っていた表情は一変。現場で何度も監督に怒られながらも、逃げずに立ち向かってきた女優の覚悟が全身から発散され、修羅場で培われた自信に満ちたそのたたずまいは、ほれぼれするほど格好良さを漂わせていた。

 強くて、でも、実は、か弱くて。イメチェンを模索するのもいいのだけれど、この相反する個性を内在する彼女には、このままでいいのではないかとも思えてくる。中村アンという女性の意外な一面とその魅力をまたひとつ知ってしまったからだ。(ペン・波多野康雅 カメラ・納冨康)

 ■中村アン(なかむら・あん) 女優、モデル。1987年9月17日生まれ。33歳。東京都出身。目白学園高校、東洋英和女学院大学時代、チアリーディング部で全国大会に出場。2009年、芸能界デビュー。18年、ドラマ「ラブリラン」で主演。織田裕二主演「SUITS/スーツ」(18年~)シリーズ、木村拓哉主演「グランメゾン東京」(19年)など出演多数。映画「マスカレード・ナイト」は17日から全国公開。コロナ禍、在宅時間が増えたことが今の悩み。「トレーニングの時間が増えました。休みたくないんです。動くことを止めたら死んでしまう。マグロみたいでしょう」

zakzak

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