米英豪の新安保枠組みに中国反発「地域の安定破壊」

産経ニュース
記者会見する中国外務省の趙立堅報道官=7月12日、北京(共同)
記者会見する中国外務省の趙立堅報道官=7月12日、北京(共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は16日の記者会見で、米英豪の3カ国による新たな安全保障の枠組み構築について「地域の平和と安定を深刻に破壊する」と反発した。「軍備拡大競争を激化させ、国際的な核不拡散の努力を害する」とも述べ、事態の進展を注視すると強調した。

新枠組みで3カ国の対中連携強化が進むという見方に対し、趙氏は「第三国を標的にしてその利益を損なったり、閉じられた排他的な小派閥を作ったりすべきでない」と批判した。

注目されるのは豪中関係への影響だ。中国は、オーストラリアが新型コロナウイルスの発生源について第三者による調査を求めたことに猛反発。牛肉や大麦、ワインなど通商面の幅広い分野で事実上の報復措置を取るなど豪側への圧力を強めており、両国関係は完全に冷え込んでいる。

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