16日午前、ツイッターでは「親ガチャ」なるワードがトレンドに浮上した。同日放送された日本テレビ系情報番組「スッキリ」で取り上げられ、関心が寄せられた。
「親ガチャ」とは自分で親を選ぶことはできす、どういう境遇に生まれるかは運任せといったことを意味するネットスラングで、数年前からSNSなどで使われるようになった。何が出るかわからないカプセル式のおもちゃに例え、「親ガチャ」と呼ばれる。
番組ではMCの加藤浩次が「子供は親を選べないという言葉がある。子供は親を選べないという言葉の意味のなかには、親はだからこそ子供に愛情を注いで育てるという意味も含まれる」などと熱く議論。世代などによって「ガチャ」という捉え方に差があるとしつつ、虐待などは社会の問題として切り分けて考えるべきとした。
ツイッターでは「親ガチャ」に対する意見が殺到。放送をきっかけに「親ガチャって言葉があるの初めて知りました そんな事平気で言える若者がいるのも初めて知りました 驚きすぎて何も言えない」「軽はずみには使えんよな、親ガチャって」「親ガチャって言葉、なんかすごい嫌い」「親ガチャって言うワードが既に悲しい」など、抵抗感を示す書き込みが目立つ。「虐待や毒親のもとに生まれて毎日しんどい思いをしてる人が使える言葉だと思っていた」「親ガチャは虐待などは除いてうまくいかないときの愚痴に使う分にはありだと思う」など、使用するケースによっては肯定的な意見も見られた。