16日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は、前日終値を挟んで一進一退の展開となった。前日の米国株式市場が上昇したことを好感した買い注文が入る一方、当面の利益を確定する売りが出た。上げ幅が100円を超える場面もあった。
午前10時現在は前日終値比10円45銭高の3万0522円16銭。東証株価指数(TOPIX)は前日から横ばいの2096・39。
前日の米ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、経済活動の活発化への期待から値上がりした。16日の東京市場はこの流れを引き継ぎ、買い優勢で始まった。
ただ菅義偉首相が3日に退任意向を表明して以降の平均株価は急ピッチで上昇しており、高値を警戒した売りも目立った。