湯川秀樹氏の旧宅、母校の京大へ寄付

産経ニュース
長谷工が京大に寄付した湯川秀樹氏の邸宅(京大提供)
長谷工が京大に寄付した湯川秀樹氏の邸宅(京大提供)

日本人初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士(1907~81年)が晩年を過ごした京都市左京区下鴨泉川町の邸宅について、建設大手「長谷工コーポレーション」(東京都)は15日、京都大に寄付したと発表した。京大は研究者の応接や宿泊用の施設として整備する方針で、令和5年の完成を目指す。

邸宅は世界遺産・下鴨神社近くの閑静な住宅街に立地。昭和初期の木造2階建て建築で、750平方メートルある敷地には、庭や書庫がある。湯川氏が昭和32年に購入した。

湯川氏は旧京都帝国大(現京大)の理学部を卒業し、24年にノーベル物理学賞を受賞。56年に74歳で亡くなるまでの24年間をこの邸宅で暮らし、弟子や各界の識者と交流を深めてきた。敷地の半分は日本庭園が占め、手入れが行き届いたその美しさに魅了され、多くの研究者らも訪れた。

今回、親族が邸宅を売却することになり、「湯川氏の遺志を継ぐ場にしたい」との京大の意向に賛同した長谷工が今年3月、寄付を前提に邸宅を購入した。

邸宅の雰囲気を残した上で、老朽化した建物を改修する際の設計を建築家の安藤忠雄氏の事務所に依頼した。

邸宅には湯川氏ゆかりの書物や家具も残っており、京大は展示することも検討している。

京大が15日に大学内で開いた記者会見には安藤氏も出席し、「敗戦で真っ暗闇だった当時の日本に、もう一度生き返る希望を与えた湯川さんの功績を残していきたい」と語った。

湯川秀樹氏(京大提供)
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