「iPhone 13/mini/Pro/Pro Max」は何が変わった? iPhone 12シリーズとの比較まとめ

ITメディア

「Dolby Vision」や「ProRes」サポートなど動画撮影周りが充実

動画性能も向上している。12 Pro/Pro Maxと同様、4K60fpsでのDolby Vision撮影に対応するが、新たに動画フォーマット「ProRes」(最大4K30fps、128GBモデルはフルHDのみ)での動画記録に対応する。映像制作分野だとポストプロダクション用途で主に使われているものだ。MP4などの動画フォーマットと比べて圧縮率が低いため、カラーグレーディングなど高いレタッチ耐性を持つ。13/miniと同様にシネマティックモードもサポートする。

120Hz描写の「ProMotion」 可変リフレッシュレートでバッテリー節約も

13 Pro/Pro Maxで新たに搭載されたのが「ProMotion」だ。ディスプレイのリフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)を60Hzから120Hzに引き上げるもので、iPad Proでは2017年モデルから搭載されている。今回、リフレッシュレートを10Hzから120Hzの間で可変調整する機能を追加しており、書き換える必要がないときはリフレッシュレートを落とし、バッテリーを節約する。

iPhone 13/miniと比べると、iPhone 13 Pro/Pro Maxは前モデルよりも多くのアップデートがある。iPhone 12 Pro/Pro Maxがもともと動画撮影に注力していたモデルなだけに、今回のアップデートは動画撮影を重視するユーザーにとっては目が離せないものばかり。LiDARも内蔵しているため、フォトグラメトリの撮影などAR/VR分野での活用もできる。ただし、13 Proは前モデルより16g増の203g、13 Pro Maxは12g増の238gと若干重く、0.25mm厚くなっている。

価格は、前モデルから5000円程度の値上げとなっている。今回からストレージ容量のラインアップに新たに1TBが追加されたが、Proの1TBモデルは18万2800円、Pro Maxの1TBモデルに至っては19万4800円と、過去最も高価なiPhoneになりそうだ。

まとめ 全体的に動画撮影強化 意外性は少ない

iPhone 13シリーズも、iPhone 12シリーズで移行したスタンダードモデル2機種とプロ向けモデル2機種の合計4機種体制を踏襲した。基本的にはiPhone 13/miniで大半のニーズをカバーし、より写真撮影や動画撮影を好むユーザーにiPhone 13 Pro/Pro Maxを提供する。

しかし、今回のアップデートは全体的に動画撮影機能の強化が中心となっており、センサーシフト式手ブレ補正、動画のピント送りやボケ味を追加するシネマティックモードはiPhone 13/miniにも搭載されている。動画撮影機能に関心がありつつもコストを抑えたいユーザーに向けたモデルといえそうだ。

ただし、本体デザインやFace ID、Lightning端子を引き続き採用するなど、動画以外のアップデート要素が少ないのも事実だ。おそらく、2世代以上前のモデルやAndroidスマートフォンからの乗り換えニーズが中心となるだろう。

一方で、13 Pro/Pro Maxは、マクロレンズの採用、ProRes記録、シネマティックモード、大型センサー、センサーシフト式手ブレ補正、3倍に伸びた光学ズームなど、iPhoneを動画機材として使うユーザーからすると魅力的なアップデートが多い。スペック差があった12 Pro/Pro Maxと異なり、13 Proでも13 Pro Maxと同じ性能のため、大画面が必要なケース以外は、サイズ・コスト面で有利な13 Proを選択できる。

意外性のあるアップデートは少なかったものの、「コンパクトでハイスペックのスマートフォンが欲しい」ユーザー向けにはiPhone 13 mini。「写真と動画がきれいに撮影できる大画面のスマートフォン」ならiPhone 13。「ProResでの撮影や望遠ズームなど、高いカメラスペックが必要」であればiPhone 13 Pro。より大画面が必要ならiPhone 13 Pro Maxというすみ分けになるだろう。

関連記事
  1. 【底辺キャバ嬢の盛り場より愛を込めて】困窮女性の大量参入で「ヤバいパパ」が急増 シャワー浴びてる間に財布からお金を盗み逃走

  2. 【衝撃事件の核心】しょうゆ差しに入れたのは…教職男の転落

  3. 命乞いの女性をメッタ刺し 「1人殺害」で死刑、残虐殺人の真相