高市氏と岸田氏が河野氏に“教育的指導” 「脱原発」「女系天皇容認」封印、「パワハラ常習」報道に苦言か 識者「丁寧に説明しないと国民に信用されない」

ブルーリボンバッジを胸に付けて出馬会見に臨んだ河野氏=10日
ブルーリボンバッジを胸に付けて出馬会見に臨んだ河野氏=10日

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、河野太郎行革担当相(58)が10日、正式な出馬会見を行った。ただ、持論の「脱原発」や「女系天皇容認」を詳しい説明もしないで封印したことを、11日の朝刊各紙は批判的に報じた。週刊誌も「パワハラ問題」などを報じている。総裁選を争う、高市早苗前総務相(60)と岸田文雄前政調会長(64)は、河野氏に対して「教育的指導」といえる感想を披露した。

 「安全が確認された原発を当面は再稼働する。それが現実的だ」

 河野氏は出馬会見でエネルギー政策についてこう語り、事実上、「脱原発」を棚上げした。

 皇位継承に関しても、「政府の有識者会議の取りまとめを国民に説明し、支持をいただき、前に進んでいく」と述べ、「女系天皇容認論」を封印した。

 これまで歯切れのよい弁舌が注目されてきた河野氏だが、大事な局面で主義主張を変えた印象が広まった。朝日新聞は11日朝刊で「河野氏、持論を封印」と報じ、産経新聞は「3代の悲願成就へ現実路線」と指摘した。

 総裁選で激突する高市、岸田両氏は、河野氏をどう見ているのか。

 高市氏は10日、「(河野氏は)反原発、原発ゼロでしたっけ。たまたま河野先生の地元を車で通り過ぎた時、そのポスターがいっぱい貼ってあり、その印象がある」「声も大きく、とても元気な方だ」と記者団に語った。

 岸田氏も同日、記者団から自身の長所を問われ、「チーム力だ」と答えたうえで、「怒鳴ってばかりではチーム力を発揮できない」と強調した。

 河野氏は最近、週刊文春に「菅『錯乱』と河野パワハラ」(9月9日号)、「パワハラ常習」(9月16日号)などと、官僚への高圧的言動を報じられた。高市、岸田両氏の発言は、暗に苦言を呈した可能性がある。

 政治評論家の伊藤達美氏は「河野氏は出馬会見でも、自らの都合の悪い質問はスルーした。政策変更や修正をしたとすれば、もっと丁寧に説明を尽くさないと、国民に信用されないと肝に銘じるべきだ。高市、岸田両氏の発言は、先輩として温かく助言したものではないか」と語っている。

zakzak

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