藤井聡太が三冠達成 羽生九段超え史上最年少19歳1カ月/将棋

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色紙に「三冠」と記した藤井新叡王。最年少記録を28年ぶりに更新してみせた =東京・渋谷区(撮影・三尾郁恵)
色紙に「三冠」と記した藤井新叡王。最年少記録を28年ぶりに更新してみせた =東京・渋谷区(撮影・三尾郁恵)

第6期叡王戦五番勝負 第5局(13日、東京都渋谷区・将棋会館)先手番の藤井聡太二冠(19)=棋聖・王位=が111手で豊島将之叡王(31)=竜王=に勝利し、叡王のタイトルを獲得した。19歳1カ月で史上最年少の3冠を達成、1993年に羽生善治九段(50)が打ち立てた22歳3カ月の記録を28年ぶりに更新した。記録を塗り替えた19歳の新三冠は「意識はしていなかったが、これからも対局が続くので、結果は意識せず、前を向いていけたら」と、早くも次のステージを視野に闘志を燃やした。

ともに1分将棋に突入した最終盤。19歳は激しい攻めを続けた。懸命に受けた豊島前叡王が112手目を考えて持ち時間を使い果たし、深く頭を下げた。午後6時22分。ついに「新三冠・藤井聡太」が誕生した。

「全く(3冠の)実感はないけど、フルセット(最終局)まで指せて勉強になった」。終局後、藤井新三冠は激闘を静かに、そう振り返った。

2人はいずれも薄い青色の羽織姿で対局室に登場。先手番の藤井三冠はお茶を一口コクリと飲むと、飛車先の歩を進めた。後手の豊島前叡王も同じく飛車先を突く「相掛かり」でスタート。中盤に入ると、互いに1手ずつじっくり考える慎重な展開になった。

先に持ち時間を使い果たしたのは豊島前叡王。1分将棋になっても時間をフルに使い、考え込む姿が目立った。一方、藤井三冠はすぐに指し、相手玉を追い詰めた。そして午前9時の対局開始から9時間22分後、苦手にしていた「藤井キラー」を投了に追い込んだ。

まさに偉業だ。19歳1カ月の3冠達成は最年少で10代初。全8冠のうち、3冠は現在の最多で渡辺明名人(37)=棋王・王将=と並んだ。

叡王戦五番勝負は、藤井三冠が初防衛した王位戦七番勝負と同時進行。令和の二強による「十二番勝負」と注目された。

だが、終わってみれば藤井三冠が圧勝。王位は4勝1敗で防衛、叡王位も3勝2敗で獲得。「十二番勝負」は7勝3敗で「十番勝負」に終わった。通算成績でも藤井三冠が8勝、豊島前叡王が9勝と、ほぼ互角。

「今年の朝日杯で初めて勝つことができて、それで王位戦と叡王戦に落ち着いて臨むことができたと思っている」

今年1月17日の朝日杯オープン戦。藤井三冠は公式戦6戦全敗だった豊島前叡王に初勝利。これが精神面でのブレークスルーをもたらした。

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