病床使用率 20都府県でなおステージ4

産経ニュース

新型コロナウイルスの感染者による病床使用率が20都府県で、政府の対策分科会が示すステージ4(爆発的感染拡大)の目安となる50%以上であることが厚生労働省が10日に発表したデータで分かった。重症患者向けの病床使用率も10都府県がステージ4に該当し、医療提供体制は都市部を中心に厳しい状況が続いている。

病床使用率がステージ4の20都府県のうち、愛知を除く19都府県は使用率が下がりつつあるが、大阪、京都、兵庫などは今なお7割を超え、沖縄は8割台にとどまる。48・4%の青森は使用率の上昇が続き、ステージ4が迫っている。

重症患者の病床使用率は中京から近畿にかけ、ステージ4の愛知、三重、兵庫、奈良が上昇傾向にあり、大阪は49・6%とステージ4に近づいている。首都圏は低下傾向にあるものの、東京が90・4%、神奈川が81・0%と依然高い水準だ。

人口10万人当たりの新規感染者数と療養者数は全国的に減少傾向にある。ただ、新規感染者数は30都府県、療養者数は37都道府県がそれぞれ「25人以上」「30人以上」というステージ4の目安を超えている。

■「気を緩めれば再拡大も」東京医科大・濱田篤郎特任教授

新型コロナウイルスの新規感染者数は減ってきているが、首都圏や関西などではステージ4(爆発的感染拡大)の状態が続いている。感染者全体の病床使用率も、重症患者向けの病床使用率もステージ4から抜け出せず、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が続いているといえる。

現在の第5波は首都圏から遅れて関西、愛知と感染が拡大していった。病床の厳しい状況も、関西や愛知が首都圏の後に続く形となっている。

今後、秋の行楽シーズンを迎えるが、東京や神奈川など19の都道府県では今月30日まで緊急事態宣言が延長される。気を緩めて街中を出歩いたり、旅行に出たりすれば感染が再拡大しかねない。

政府が9日に発表した行動制限緩和の基本方針は、再び感染の流行を起こさない対策を講じながら、経済活動の再開を目指す内容で理解できる。ただ、発表したことが「もう動いて大丈夫だ」というメッセージになっていないか懸念する。方針はあくまでも、ワクチン接種が行き渡る11月ごろを念頭に置いたものだ。

緊急事態宣言解除の声も出始めたが、少なくとも東京では新規感染者が日に1千人を下回り、病床使用率が50%を切る必要がある。(談)

  1. 【底辺キャバ嬢の盛り場より愛を込めて】困窮女性の大量参入で「ヤバいパパ」が急増 シャワー浴びてる間に財布からお金を盗み逃走

  2. 日大・田中理事長は「相撲界の常識」踏襲 知らぬ存ぜぬでスキャンダル乗り切った過去

  3. 愛子さまご成年 3種類のドレスご着用、「ティアラ」で正装も

  4. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」

  5. 保健室女性教師「ソープ勤務」だけじゃない ハレンチ教員懲戒事件簿