9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日続落し、前日比151・69ドル安の3万4879・38ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの感染再拡大で米国の感染者数や入院患者数が高水準で推移している中で、景気回復が減速するとの懸念から売り注文が優勢となった。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的金融緩和策の早期縮小を警戒した売りも出た。ハイテク株主体のナスダック総合指数も続落し、38・39ポイント安の1万5248・25。
個別銘柄では、医薬品のアムジェンやジョンソン・エンド・ジョンソンの下落が目立った。一方、スポーツ用品のナイキは買われた。(共同)