10日午前の東京株式市場の日経平均株価は反発した。自民党総裁選の有力候補による出馬表明が進む中、新政権による経済正常化政策への期待が改めて高まった。平均株価は一時200円近く上昇した。東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は一時、バブル経済期以来約31年ぶりの高値を付けた。
午前10時現在は前日終値比75円51銭高の3万0083円70銭。TOPIXは8・43ポイント高の2073・36。
自民党総裁選をめぐっては、河野太郎行政改革担当相が10日午後に出馬を正式表明する。新型コロナウイルス感染症をめぐり、政府が行動制限を緩和するとの見通しも相場の追い風となった。