ダッグアウトの裏側

ヤ軍驚異の13連勝でア・リーグ東地区2位浮上 サイ・ヤング賞最有力のコール復帰で勢い加速

コールはコロナ感染から完全復活(USA TODAY)
コールはコロナ感染から完全復活(USA TODAY)

米大リーグ・ヤンキースの逆襲に胸をなで下ろしているファンの姿が目に浮かぶ。

映画「フィールド・オブ・ドリームス」の撮影地で8月12日に行われたホワイトソックス戦でサヨナラ負け。その次の試合から1961年9月以来となる13連勝でア・リーグ東地区2位に浮上、ワイルドカード争いでトップに立った。

「絶好調だ。チームで話し合い、互いに刺激し合ってきた成果だと思う。結果に結びついて最高の気分だよ」とはDHのジャンカルロ・スタントン外野手(31)。今季の球団最長となる飛距離432フィート(約144メートル)の4試合連続アーチで13連勝に導いた。7月上旬には首位に10ゲーム差の地区4位と低迷していたが、8月は21勝7敗の快進撃でポストシーズン進出が見えてきた。

復帰したエースのゲリット・コール投手も連勝に貢献した。コロナ感染で3週間近く離脱していたが、8月16日のエンゼルス戦でカムバック。チームの13連勝中に白星3つを加え、リーグトップの13勝目を挙げた。防御率は2点台で、シーズン200奪三振にリーグ一番乗り。78年にロン・ギドリーがマークした球団記録(248)の更新も期待されている。

コールはサイ・ヤング賞の最有力候補でもある。8月下旬にMLB公式サイトが番記者らに行った投票で1位。2位はホワイトソックスのランス・リンで、エンゼルスの大谷翔平は5位だった。MVPは大谷で異論はないが、サイ・ヤング賞はコールの方が有利だ。

19年オフにアストロズから投手史上最高額の9年総額3億2400万ドル(約360億円)でフリーエージェント移籍してきた右腕だが、まだサイ・ヤング賞を受賞したことがない。9月も安定した投球でヤ軍をポストシーズンへ導けば、初の栄誉もつかめるだろう。(全米野球記者協会元理事・田代学)

zakzak

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