8日の東京株式市場の日経平均株価は大幅続伸し、終値は前日比265円07銭高の3万0181円21銭だった。終値では4月5日以来、約5カ月ぶりに3万円台を付けた。新政権が新型コロナウイルスのワクチン接種の進展を前提に消費喚起策を打ち出すとの期待が広がり、買い注文が優勢だった。
今年初めての8営業日連続の上昇で、上げ幅は計2540円。菅義偉首相が退陣の意向を表明した3日以降の上昇が特に大きく、8日終値は3月18日以来、約半年ぶりの高値水準となった。
東証株価指数(TOPIX)は16・23ポイント高の2079・61で約31年ぶりの高値を付けた。東京証券取引所第1部の時価総額は763兆円余りに拡大し、3日連続で過去最大を更新した。出来高は約13億2000万株。